保育士不足はなぜ?待機児童問題解消の糸口

保育園やめたくないと泣いている子供 仕事の話

待機児童(保育園に入れなくて泣いているこども)

待機児童の問題が年々深刻化していくなか、その原因は保育士の不足や待遇の低さにフォーカスされる世の中の風潮があります。

待機児童が多いのは、本当に保育士不足のせいなのでしょうか?

保育園は運営していくうえで守らなくてはいけないルールがあり(地域によって異なっていますが)、その中で「こども○名に対して保育士1人が必ずいなくてはならない」というふうに決められています。

そうなると受け入れ施設を増やせば必然的に保育士が必要になります。

ではなぜ保育士は少ないのでしょうか?

 






保育士の給料って本当に安いの?その実態は

保育士の資格を取得した人のうち、保育士として終業を希望する人は約半数と言われています。

そして、その一番の理由としてあげられているのが、「賃金が希望に合わない」とのこと。

実際、保育士の平均的な月収は21万円(残業代ぬき)

「結構いいじゃん」

っていうのが私の個人的な意見です…。

あくまで平均なのでこれよりも低い人もいるとおもいますが、正社員でこの月収というのはやはり低いのでしょうか。

けれど大切なのは他の人と比べる事ではなく、自分の必要が満たされているかどうかということ。

保育士の約95%は女性。

一人で暮らしているか、実家でくらしているか、結婚して旦那さんと共に働いているか…。

この給料で一家を養っていくとなると厳しいとは思いますが、扶養されるか自分だけに使うのであれば生活に困るほど少ないという訳ではないように思います。

保育士の仕事は重労働

自分の子供を保育園に預けていて思うのは、保育士の仕事は重労働だなぁ~ということ。

元気いっぱい走り回る子供と一緒に走ったり、抱っこをせがむ子供たちを抱いたり。

これが結構身体にくるんです。

息子の保育園の運動会で保護者競技1つに出ただけで次の日に筋肉痛になったり、10キロになる自分の息子(10ヶ月)を抱いているだけで手の筋が痛む私にとっては、十何人を相手にしている保育士さんは尊敬です。

また、保育士さんの仕事は園内だけにとどまらない、残業代の出ない自宅での宿題のようなものがあったりします。

運動会や発表会で使う小道具や、日々の手遊びや子供たちの興味を引くためのおもちゃを作ったり、頑張ったご褒美に子供たちにプレゼントするお菓子を買いに行ったり…。

お休みの日も仕事に時間を使う事が多々あります。






年々深刻化する待機児童問題

私が初めて長男を保育園にいれたのが2011年。

当時もすでに待機児童の問題はあり、育児休暇から復帰する際には早めに保育園を探すように会社から言われました。

先輩達の中でも、認可されていない保育園に子供を預けていると点数があがるため(認可保育園は、どれだけ保育園を必要としているかを点数にして計算し、入れるかどうかを決めています)「認可保育園に落ちたから認証(認定)保育園にひとまず入れて、次年度に認可を申し込んでみる」という人や、

年度の途中で保育園に入れるのが困難なため、「次の子供は保育園に入りやすい月に1歳になるよう、計算して妊活する!」なんていう人もいました。

その後2015年に子ども・子育て支援新制度を制定し、保育施設の種類を増やして待機児童問題対策を行いましたが、今なお待機児童は減っていません。






保育士の給料が上がれば待機児童の問題は解消するのか?働くママが増えている本当の理由とは

保育士や保育施設が増えれば待機児童が減るという考えに、疑問を抱くのは私だけでしょうか?

周囲を見ても、働きながら子育てをしようと考えるお母さんは増え続けています。

そしてこれからも、もっと増えるように思います。

私自身も感じている働くママが増えている3つの大きな理由をあげてみました

原因1. 旦那の給料が上がらない

ほとんどの働くママに共通して言えるのは、経済的な不安があるという事。

旦那さんの給料はみなそれぞれ違うと思いますが、今は「会社に勤めているから安心」という時代ではなくなりました。

ボーナスが出ない会社や、給料がずっと上がらないという会社も多いですし、いわゆるブラックと呼ばれる、残業代の出ない会社やほとんど休みをもらえない会社も多いです。

そんな時代の中で、「もしもの時のために私も仕事をしておかないと」と思う母親が増えるのは無理もないことです。

原因2. ブランクがあると社会復帰が難しい

ブランクの期間にもよりますが一度職場を離れると、せっかく築いたキャリアが評価されなくなることが多々あります。

実際、職場を離れて1年もすれば、同じ仕事を同じようにこなせるようになるまでにかなり時間がかかります。

将来への不安から「少しくらい大変でも仕事を続けていた方が安心」と考えるお母さんは多いようです。

原因3. 老後の不安

年金が減るということは昔から言われてきた事ではありますが、今の老人を見ていると不安になりませんか?

年々増えるお年寄りの自殺。本当に、悲しい時代です。。

子育てが一段落する頃には、30代後半か、40代。

そこから新たにキャリアを積むのはとてもハードルの高いことです。

原因4. 子育てをしにくい世の中

この理由が働くママ急増中の最も大きな理由だと、私は思っています。

子供の泣き声では周囲の家から注意され、

電車に乗れば周囲に気を使い、病院に行けば「ここは病院だから」と子供を注意し、

子供が遊ぶためにある公園にはルールが書かれた看板が。そこに書かれているのは「ボール遊びはやめましょう」とか、「うるさくしないようにしましょう」とか。

一昔前は子供は外で子供らしく遊び、いたずらしたら子供自身が大人に叱られ、地域の目が子供たちを守り、一緒に子供たちを育んでいました。

ところが今は子供が子供らしくいられる場所がどこにもなく、どこへ行っても周囲へ迷惑をかけないよう気を遣い、親も子供も疲れてしまうのです。

 

子育て中のお母さんは孤独です






子供と2人だけの孤独な世界から抜け出して、社会と交わりたい、社会に貢献したい、他の人たちと関わりたいと思うのは自然な流れに思います。

まとめ

少子化と言われて久しい日本ですが、少子化の問題も、待機児童の問題も、どちらも「家庭」の重要性が薄れている事から起こる問題です。

ただ単純に保育士や保育施設を増やすのではなく、堅固な家庭を築き、それを支えることのできる社会を築き、「子育て」そのもののあり方を根本から見直さない限りこれらの問題はこれからも日本を悩まし続けるでしょう。

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