保育園は入園するのが大変だったぶん、「どんなに辛くとも仕事は続けなくちゃいけない」
「絶対に辞められない」
そう思っているお母さんは多いのではないでしょうか。
「仕事を変えたい。でも、退職したら子供は保育園に行けなくなってしまう…」
そんな悩みを抱いているお母さんに向けて、今回は実際に仕事を退職した私がどうなったのか。経験を書いてみたいと思います。
保育園に子供を預けられる理由とは
もうご存知と思いますが、子供を保育園に預けるためには条件があります。どんな理由があれば保育園に預かってもらえるのかを今一度確認してみましょう
- 就労している
- 求職活動
- 内定(企業準備含む)
- 妊娠・出産
- 病気・怪我
- 同居または長期入院している 親族等の介護
- 災害復旧
- 就学
- その他
これは平成29年度の相模原市の「認定こども園・保育所等施設利用申込みのご案内」から「保育を必要とする事由」を抜粋したものです。
一度保育園に入ってしまうと確認することがなかったので驚きましたが、「保育を必要とする事由」って、変化するものなんですね。
私が申し込んだ頃(つい3年前)は、事由の中に災害復旧や就学、企業準備などはなかったように思います。
少しづつ変化し、いろいろな形でお母さんをサポートできるよう保育園側も変わってきているのかもしれませんね。
本当にこんな理由で保育園に預けてもいいのかしら?
私もそうでしたが、保育園て入るのがとても大変なイメージがあるんですよね。
だから、フルタイム勤務じゃないと…とか、点数が低くなるとは入れないんだ…とか。勝手に自分を追い込んでしまったり、こんな理由で保育園に行っていていいのかな、と罪悪感を感じてしまったりするんですよね。
「パンフレットには就学とか、就活とか書いてあるけど本当はそんな理由では入れないでしょ?」
私もそう思っていました。
確かに、保育園に申し込む時点では就活は内定や就労中に比べて不利ですし、枠が埋まってしまえば入園させてもらえません。
けれど、実際に入園して保育園に籍がある時点では、園に預ける自由が変化してもすぐに退園となるわけではありません。
それぞれの理由には期間が定められている
ここで注意しなくてはいけないのが保育園に預ける理由によって預けられる期間が変わるということ。
例えば、就労を理由に保育園へ預けると、入園の期間は就労を続けた場合小学校入学する年の3月末までとなりますが、求職活動や内定を理由にした場合、90日以内に仕事を見つけて働かないと退園となってしまいます。
妊娠・出産の場合は出産予定月の前後8週を含む最大5か月間。
就学は学校等の卒業予定日又は修了予定日が属する月の末日までの期間。
その期間を過ぎても保育園に預けるためには、保育可能期間内に次の仕事を見つけるか、病気で診断書を出してもらうか、介護をするか…。
もちろんこの期間はかく自治体により異なってくると思いますので、自分の地域はどんな理由だとどのくらいの期間保育園に預けられるのか、確認することをオススメします。
長男が1歳半の時に仕事を辞めました
私の場合は息子が1歳と同時に育児休暇から復帰し、半年間は働きましたがいろいろあり退職を決意。退職の理由は保育園に子供を預けていた私が仕事を辞めた理由を参照
家庭育児に切り替えようかと考えていた矢先に旦那さんが仕事を辞めるというので、やむなく保育の理由を就職活動に切り替えました。
園からは90日の猶予期間の間に仕事を見つけてくださいと告げられて、なんとかギリギリ90日以内に仕事を見つけることができ、働き始めましたが働き始めてしばらくすると妊娠が発覚。
新しく見つけた仕事も辞めなくてはいけなくなりました。
当時を振り返ると、仕事をし続けるためになんとか保育園を退園しないようにと必死に頑張っていたように思います。
「保育園に預けられなくなったらお終いだ‼︎」
大げさではなく、本気でこれくらい大きなことのように思っていました。
しかしいざ、どんなに頑張ってももう無理だという所まで追い詰められた時(つまり保育園を辞めたとき)、びっくりするくらい気持ちが軽くてすがすがしかったんです。
子供との時間を大切にしようと決意して、子供中心の毎日を送ることにしました。
それが思った以上に楽しくて充実していて、「私保育士さんになれるかも❤️」って本気で思いました。笑
きっと仕事をすることに未練を残していたらそんな風には過ごせなかったと思いますが、「こうじゃなきゃいけない」と、決めつけていたのは自分自身だったんだと気づかされました。
当時1歳半だった長男も今は小学校一年生。
1年半の家庭保育の後に下の子が1歳になる頃にまた別の保育園へ通い、卒園しました。
とても素敵な保育園で、先生にも恵まれ、たいせつな友達もたくさん作ることができました。
このブログを書こうと思ったきっかけも、その保育園との出会いがあったから。
こんなことを言うのも変ですが、あの時保育園を退園して本当に良かったと今は思っています。
まとめ
今しか見えないと、「こうじゃなきゃ」とか、「こうなったらどうしよう」と不安ばかりが募り一歩行動をうつす事をためらうことがあります。
何を選んでも八方塞がりのような気がして、私も毎日悩むことばかりですがあの時仕事を辞めたことを後悔はしていません。
(旦那さんが退職した時にはめちゃくちゃ後悔しましたが。笑 詳しくは保育園に子供を預けていた私が仕事を辞めた理由を参照)
自分自身や子供や家族の為に選んだことであれば、きっと良い方向へ行くと思います。
そしてどんな時でも必ず道はあり、方法があるのでぜひ信頼できる人や、保育園の先生などに相談してみてください。
はじめまして、このサイトの管理人pikariです。
中国人の旦那を持つ日本人妻であり、二人の男の子と一人の女の子を育てるワーママです。
子供ができてからずっと「育児も仕事もバランスよくできる職場」を模索し続け、たどり着いた今が2種類の自営業を掛け持ちしつつ旦那の事業を手伝いつつ育児をするという、超アンバランスで不自由なような自由な生活。笑
理想の生活にはまだたどり着けていませんが、育児も仕事も、日々反省しながら一歩一歩、少しづつ前進している毎日です。
コメント