育児中には嬉しい時短勤務の制度とは。法律ではいつまで可能?何時間まで短くできる?

勤務の時間を示す時計 仕事の話

働きやすい時短勤務

正社員やフルタイムで働いている方は特に、仕事が終わった後の家事、育児の負担や子供と過ごす時間に余裕が持てず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

私は職場に恵まれていたので、育休をいただく事ができ、なおかつ時短勤務を取得する事ができました。それでも子供が幼い頃は仕事の比重が重いと感じていましたし、子供に充分に手をかけてあげられない申し訳なさも感じていました。

 

そんな6年前とはまた時代が変わり、時短勤務の制度の改正もあったようです。

当時と同じく基本の制度はあれ、詳細に関しては企業が「社則」としてまとめており、勤めている職場によりルールはだいぶ異なります。

 

今回の記事は時短勤務は法律ではどんな風に定められているのかという、基本的な部分について書いて行こうと思います。

「時短勤務を取得しようかな〜」と、考えられている方は、ご自身が勤めている会社ではどのように「社則」が定められているのかを一度確認してみることをお勧めします。






時短勤務とは

時短で働くママの手

時短勤務制度の中には出勤時間を遅くする、退勤時間を早くする、日毎に出勤時間や退勤時間を変得られるフレックスタイム制などがあり、基本の労働時間を6時間までは短くする事ができる制度です。

法律ではそのように定められていますが、6時間よりも短くできるかどうかは会社が決めます。

 

時短勤務は「育児・介護休業法」という法律で定められており、育児だけでなく介護をしている人もこの時短勤務制度を利用する事ができます。

(介護の場合は取得条件が異なるので、今回は育児に焦点を当てます)





時短勤務を利用できるのはいつまで可能?

時短勤務の期限が迫る3歳児

3歳の誕生日を迎えるまで」というのが「育児・介護休業法」で定められた期限です。

つまりある程度の大きさの会社で働いていれば、最低でも3歳までは時短勤務ができるという事です。

 

「ある程度の大きさの会社」とつけたのは、会社の規模によってはそれが不可能である場合もあるからです。

 

以前主人が働いていた会社(従業員200人越え)で労働基準法で定められた割合での残業代を支給してもらえず(残業手当という形で月額が決まっていて、実際はその金額以上に残業をさせられていました)、労働基準監督署に問い合わせた事があります。

その時に「従業員は何名いる会社ですか?」と真っ先に聞かれたのを覚えています。

 

何が言いたいのかというと、定められた労働基準や法律があったとしても、必ずしもそれに対応できる会社ばかりではないとうのを監督署側も考慮しているという事です。

 

 

逆に、子供が3歳を超えても時短勤務を取る事ができる会社もあります。

長男と同じ保育園に通っていたお友達のお母さんは、下に子供がいるわけでも、妊娠しているわけでもないのに、いつも育休中だったお母さんと同じような時間帯にお迎えにきていて、

かといってパートをしているような身なりではなく、ピシッとオフィシャルなかっこいい服装をしていて、

「こんな早い時間に帰れるなんて、育児に理解のある会社に勤めているんだな〜」

と思っていたら、、卒園前に

「うちの会社時短勤務は小学校入学までしか取れないから、学校に入学したらフルタイムになるんだよね〜」

と話していました。

小学1年生も働きずらさで言えば保育園生よりも上なので(小1は保育園生より働きずらいって本当!?小1の壁とは。転職や退職、時短…、育児と両立のための選択肢参照)、それは大変だなぁと思いつつ、でも卒園までは時短が取れるのはやはり育児に理解のある会社だなと思いました。

 

ちなみに、別の知人の会社は

「すっごい家族を大切にする会社なの(知人談)」

らしく、時短勤務は子供が小学校を卒業するまで取得できます。

 

会社としてはその分人員が必要となるので苦しいですが、他の会社と比べて社員の事を考えてくれる場所なので、育児しながらも頑張って働いている子育て中社員が多いとか。

働きやすい職場は離職率も減り、結果会社にとってはプラスとなります。





 

育児短時間勤務を利用できる条件

時短勤務で家に帰った後の時間を子供と過ごす母

  • 入社から1年以上が経過している
  • 1週間の所定労働日数が3日以上
  • 1日の所定労働時間が6時間以下ではない
  • 日々雇用される労働者ではない
  • 業務の性質上または実施体制に照らして短時間制度を講ずることが困難と認められる業務に従事する労働者ではない(他に仕事を変われる人がいない特殊な仕事や、従業員が少なくて変わりがいないなど、現実的に短時間勤務ができない状況ではない)

(育児・介護休業等に関する規則の規定例 第8条(育児短時間勤務)調べ)

 

育児休業を取得するにも、勤続年数が1年以上である事、1週間の所定労働日数が3日以上であることは必須条件です。

同じく育児短時間勤務でも上記2つの条件かつ、元々の所定労働時間(雇用契約時に定められた労働時間)が6時間以下ではなく、雇用条件も日雇いではない事が短時間勤務希望できる条件となります。また、契約期間が定められている契約社員も短時間勤務を申請する事ができます。

 

この条件は法律で定められた条件ですが、どんなに子育てに理解のある会社でもこの条件を緩めているところはほぼありません。

なので妊活しようか考えている、転職を考えている、等の方はまずこの条件を頭にいれておいた方が良いでしょう。

 

育休や時短勤務などの、法律で守られた制度を取得できずに子育てと仕事を両立するということは、かなり過酷な試練です。





公務員の育児短時間勤務制度

公務員の親

勤めている会社によって条件は異なると書きましたが、では、公務員の場合はどうなるのでしょうか。

全般的に待遇の良い公務員、調べていて「こんなに良いのか!」と、私もびっくりしてしまいました。

 

育児短時間勤務はいつまで可能?

公務員の場合、時短勤務は子供が「小学校就学の始期に達するまで」という、なんともアバウトな言い回しとなっています。

確かに。小学校就学した最初の時期は「とても子供に手がかかる」時期です。(小1は保育園生より働きずらいって本当!?小1の壁とは。転職や退職、時短…、育児と両立のための選択肢参照)

「小学校入学するまで」だと、フルタイムに戻る時期と、小1の壁にぶち当たる時期とがかぶってしまい子供にとっても母にとっても不安いっぱい。

「子供が小学校の生活に慣れるまで時短でいいよ」だと、かなり安心です。

 

でもそもそも、育児・介護休業法で定められている期間は「3歳を迎える当日まで」なので、比べると月とスッポン。そんなところまで配慮してくれている公務員、いいですね。

 

また大きく違うのが短時間勤務の選択肢。

  1. 1日4時間勤務
  2. 1日5時間勤務
  3. 週3日
  4. 週2日半

から選ぶ事ができます。

こんな働き方であれば、「育児休業は取らずに時短勤務で仕事を続ける」という選択肢も生まれてきそうですが、考えて見たら①、②はまだしも、③、④の働き方だと保育園に子供を預ける事ができませんね。

「育児休業は取らずに時短勤務で仕事を続ける」をもっと現実的にするには、社会全体の変化が必要なように思われます。

 

でも個人的には、子供が小さいうちから少ない労働時間で働き続ける事ができるというのは、職場を離れる期間が短く済むので、会社としても嬉しく、働く側としても働き安くて理想的だなと思います。

 

公務員の時短制度の注意点としては、「子供が小学校就学の始期に達するまでは延長可能」ですが、一度時短勤務からフルタイムに戻してしまうと、1年以内の間は再度時短勤務の申請ができなくなるという事です。(配偶者の入院等の特別な場合を除く)

 

もちろん、お給料は働いた時間に応じて減給しますが、昇給や休暇の付与はフルタイム勤務時と変わらずありますので、家庭と仕事のバランスを取るために利用してもいいのではないかと思います。





 

どんどん進んでいく制度とそれに追いつけない人

育児休業法の進んでいく制度に頭をかかえる上司

人の価値観というものはそうそう簡単に変えられるものではありません。

私が会社の中で働いていた頃からみると、この5、6年で社会は大きく変化し、子育てや働くお母さんを擁護する動きが、国や市など公の場で多く見られます。

(次々に改正されていく法を見る時特にそう感じます)

 

そういった動きが見られれば見られるほど、ついていけない人も出てきます。

 

私が育児休業を取得した時、従業員200名以上、しかもその半数以上が女性だった私の勤務先は、そのたった数年前に初めて育児休業の実例が出たとのことでした。

初めて育児休業を取得した女性は自分自身で調べ、会社と戦ったそうです。

 

彼女のおかげでその後、育児休業を取得し「退職ではなく休業」という選択肢が生まれました。けれど実際には、それをよく思っていない人がおり、育児休業や時短勤務を申請することで嫌がらせを受けることもありました。

 

「会社の人に迷惑をかけるのではないか」

 

ということを気にして、ギリギリのところまで仕事をする。

勤務中はもちろん、終わった後も時間との戦い。走って遅れては謝り、家事、育児が手薄になっては旦那から責められる。

 

完全にバランスを崩していた頃の私です。

 

昔の時代とは違うので、昔を生きてきた人には今の時代を理解するのは難しいでしょう。

「私の頃はもっとずっと大変だったのよ!」

よく聞くセリフですが、大変さを人と比べても仕方のないことです。どちらの方が大変とか、比べようがないことですから。

 

自分自身は大丈夫ですか?

ちゃんと息ができていますか?

自分や愛する子供に優しくできているでしょうか?

 

時代が変わってきているということは、それを必要としている人がいるから。

必要なら、それを利用することは悪いことではないと私は思います。





まとめ

様々な変化を遂げている育児短時間制度。時代のニーズに答えてこれからも変化していくのでしょう。

自分自身がおばちゃんになった時に、「今の若い人は…、私の時代は…」なんて小さなことにこだわるのではなく、変化を受け入れる人になりたいなぁ〜と願っております。

育児短時間制度の気になるお給料や残業についてまとめた記事は

時短勤務になると給料は安い?残業はできる?変わる前に知っておきたい時短勤務のあれこれ

参照。

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