「小1の壁」という言葉をご存知ですか?
このブログは保育園に子供を預けているママに向けて書いているブログで基本的に保育園に関することを書こうと思っているので、このテーマについては書くか悩んだのですが、「保育園ママにこそ知っていてもらいたい!」と思うのがこの「小1の壁」。
だからこそ、あえて書きます。保育園の次に待ち受けている、小学一年生という壁は一体どんなものなのでしょうか。
この言葉を初めて聞く方も、職場などで先輩ママから聞いている方も。
実際子供が小学生になったらどんなことが待ち受けているのか。もう少しくっきり見えてくれば選択肢も変わってくるのかなと思いますので、私が体験した小1の壁について書いて行きますね。
小一の壁とは?小1になると出てくる問題点
小1は大変とは聞くけど、実際何がそんなに大変なの?本当はそんなに言うほどでもないんでしょ。と、いまいちピンと来ていない方もいるのではないでしょうか。
私自身もよく言えば楽天家、悪く言えば無計画なところが大いにあるので、実際に経験してみて初めて
「こんなことが起こるのか!困った!!どーしよ〜!!!」
といった場面が多々ありました。
なので、起こりうる(起こった)問題を具体的にしていきますね。
1.学童に入れない
実は待機児童問題、小学1年生でも起こりうる問題となっています。
理由はいっぱい働くお母さんがどんどん増えているのと、やはり小学1年生の時点では一人帰りや一人で家に留守番はまだまだ心配。「とりあえず学童に預かってもらおう」と考えるお母さんが多いようです。
下の表は厚生労働省調べの児童クラブの数の推移と、クラブ登録児童数、待機児童数の推移です。
児童クラブも昔に比べて随分増えていますが、平成24年時点でまだ待機児童が居るのが現状となっています。
私が子供の頃には学童に入っている子供の方が珍しかったですけどね、田舎だったからですかね。
うちの子供が入っていた児童クラブは小学3年生までが登録可能でしたが、地域によっては学童を希望する子供の数が多すぎて1年生しか預かれない場所もあるそうです。
今では民間で経営している児童クラブも増えて来ています。
公営の児童クラブは安価で学校に隣接しているパターンが多く安心ではありますが、融通が効かないことと後々書きますがお仕事をする上で不都合な事も出て来ます。
児童クラブの競争率や預かり時間、預かり不可になるパターン等、近隣の民間の児童クラブも事前にリサーチしておくことをお勧めします。
2.学童の終了時間が早い
保育園は延長を含めると20時まで預かってもらえる園は多く、早くても19時までは預かりが可能でした。
しかし学童では18時閉所が未だ多く、その時間差に困ってしまうお母さんも多いようです。
下の図は厚生労働省調べ、児童クラブの終了時刻をグラフにしたものです。
平成20年と平成24年でもだいぶ変化が見られるので、平成30年現在、閉所時間が伸びている児童クラブは増えているとは思いますが、まだまだ保育園の手厚さからは差があります。
学童の終了が早くなると残業が出来ない、もしくはもともと遅い時間帯でのお仕事であれば勤務時間を短くする必要が出て来ます。
通う予定でいる児童クラブは何時まで預かってもらえるのかは確認が必要です。
3.お迎えにするとお迎え時間がものすごくかかり、一人帰りにすると下の子のお迎えと時間被って子供が家に入れない。下の子を迎えに行きたいけど…うちの子帰ってこないんですけど!?
この問題は下に兄弟がいる人ならではの問題だとは思います。
上の子を学童にお迎えとなると単純に2ヶ所回らないといけません。しかも車での送迎は原則禁止でした。
守っていないお母さんはいっぱいいましたし、先生も見つけても目はつぶっているようでしたが、説明会の時には車での送迎はご遠慮くださいと言っていました。
我が家は車を持っていなかった&徒歩でお迎えしている時間の余裕などはなかったので、自転車でお迎えしていたのですが、小学1年生になると、自転車での二人乗りが道路交通法違反となります。
じゃぁどうやって帰れば…。息子ダッシュ!?
そんな心境です。
息子が自分で自転車に乗る事も出来たのですが、学校には歩いて行くのでお迎えはどうしても歩くしかありません。
夏休みは息子は自分で自転車で行けばいいかと思ったのですが、自分で自転車に乗るのも危険だからNGと、学童の先生に言われてしまいました。
つまり、歩くしかないって事ですよね。
子供の足だと30分くらいはかかる距離の学校だったので、初めのうちは子供も不安そうだったからお迎えに行っていましたが、夏休みが終わる頃には「もう自分で帰れるよね?」
と、一人帰りをさせていました。
ところが、一人帰りとなるとまた新たな問題が。
下の子供たちをお迎えしている間に長男が帰って来て家には入れない。。。と言う事態。
家が空いてなければ大人しくそこで待っているという子供だったらよかったのですが、ランドセルを玄関に置いたまま何処かへ行ってしまい、待っても待っても帰ってこない…。
探しに行きたいけど、探しに行ってる間にまた帰って来たら同じことの繰り返し。
気が気じゃありませんでした。
じゃ、長男が家に帰って来てから下の子供達をお迎えに行こう!
と。・・・・・・あれ?帰ってこないぞ。もうそろそろ帰るはずなのに。
夜の戦場(ワーママにとって夜は戦場ですよね)が待ち受けていてぼんやりしている暇はないのに、息子が帰ってこないと動けない〜!!!!
それなら迎えに行くほうがマシ?でも迎えに行くと往復の時間ロスは絶対ある。
小学一年生って、とにかく遊びながら帰って来ます。(私もそうでした)
どこで寄り道してるか分かりません。
は〜もう、これは家の鍵を持たせるしかないのだろうか。
4.家の鍵、持たせても大丈夫!?
忘れ物、失くし物大王な私の血を引く息子に、家の鍵を持たせるという選択はなるべくしたくなかったし、本当の本当の最終手段でした。
家に帰っても鍵が空いてなくて入れないという経験を何度もした息子は、お友達が持っている家の鍵を見て、
「いいな〜」「僕も鍵を持ちたい」「鍵があれば問題なくなるじゃない!」
なんどもそう言われ、「確かにね〜、でも絶対失くす」と、私自身の中にも迷いがずっとありました。
初めて鍵を持たせたのは2学期の終わり頃だったと思います。
鍵をランドセルのポッケの中に入れ、
「いい?絶対家に帰るまでこのポケットを開けちゃダメだよ!家に帰った時に鍵がなかったらお家に入れないのは自分なんだからね」
脅しも入った私の力説に、息子も何度か家に入れなかった経験をしているので珍しく約束を守り、「鍵をなくすことは絶対しちゃいけないんだ」と、理解もしたようです。
鍵を持つことで家に入れないという事態を防ぐことはできましたが、私の仕事が長引いてしまった時、私が家に着くと
「ママ、遅かったね」
と、寂しそうに言う息子の姿を何度か見ました。
5.懇談会に家庭訪問、引き渡し訓練に給食費集金当番や旗振り当番。PTA役員にえっ!?子ども会も?月にどんだけ予定入るんじゃーい!
小1の大きな壁の一つは母親が借り出される行事の多さではないでしょうか。
4月には懇談会(委員決め)、4月末には家庭確認(昔は家庭訪問でしたよね)、5月頭に引き渡し訓練、うちの学校は当番制で年に1回で済むのですが給食費集金当番。
登下校中の子供たちを見守る旗振りなんかも、当番制であります。
学校によりカラーが異なるのがPTAではないでしょうか。
うちの子供が通う小学校は中心となる役員は毎年大体決まっていて(役員をするのが好きな方もいるので有難いです)、他のお母さん方は4つの委員会があるうちのどれかの委員を子供が卒業するまでには1度はやりましょうね。的な雰囲気。
委員をやらなかったお母さんも、運動会や秋のコンサートやお祭り、夏休みの大掃除などのイベント時に必ずどれか一つはお手伝いに入るよう割り振りされます。
私は去年お祭りを企画する委員に入ったのですが、お祭りが終わるまでの間月に一回は話し合いがあり、「小学校ってこんなにも保護者が出入りする場所だったのか〜」という印象を受けました。
「PTA入ってるんだから何がなんでも休むな!断るな!」
という雰囲気の学校もあるようですが、うちの学校は割りかしみんな理解があるというか、委員も自主的に立候補制ですし、PTA役員の方々も「なるたけ負担が少ないように」と考えてくださっています。
とはいえ、保育園に比べたらお母さんの出番いっぱいです。
子ども会はまたPTAとは別にあるのですが、登校班や季節のイベントなどを企画しています。(役員になってしまうと集まりや当番が多いのでお仕事との調整が難しくなって来ます)
入会するかしないかは個人の自由です。
ただ、入会しないと登校班での登校ができなくなってしまうので、1年生のうちは親が送迎可能でない限り、子供会には入会したほうがいいと思います。
6.仕事中に学校から一本の電話「お子さんが登校班集合場所に上履きを忘れてきたみたいで…。届けていただけますか?」え…、マジですか!?
実話です。
正直、家から一歩出たところで子供がした忘れ物、そんなところまでみていられません。
でも小学一年生って、本当に忘れ物が多いんです。特に男の子。
慣れていないから仕方ないと言えば仕方ないことなのかもしれません。
こんな事もありました。
給食がなくなりお弁当持参する日に(長期休暇前などで学校給食がなくなると学童にお弁当を持っていかないと子供がお昼を食べられなくなります)、朝準備万端で置いてあったお弁当を息子が持っていかず、私が慌てて学校まで届けたことがありました。
勘弁して〜。と思いますが、これもまた、小1の壁です。
7.学級閉鎖=学童休み=仕事も休み?
小1に限らず、むしろ小学校卒業するまで学級閉鎖の壁は続きます。
でも比較的免疫力が低い低学年の方が学級閉鎖になる確率は高いのでしょうか。
去年は1〜3年生まで、学級閉鎖が出てましたね。
1年生は学年閉鎖でした。
学級が閉鎖されると学校がお休みになり、さらに学級閉鎖されているクラスの子供は学童にも通うことができません。
例え元気でピンピンしていてもです。
インフルエンザだと、通常5日〜1週間お休みになります。
去年の学年閉鎖も火曜日から月曜日まででした。
子供が一人ならまだマシですが、兄弟がズレて学級閉鎖とかなったら悲惨ですね。
そう行った事も起こりうる事、そんな時にはどう対処しようかという事も視野に入れておくといいと思います。
8.子供はウキウキ夏休み、大人は憂鬱。なぜって、毎日弁当持参だから。
学校給食がなくなると、お弁当持参という話はちょこっとしましたが、実は長期休暇の間も同じ。夏休み、冬休み、春休みの間、学童に行くのであればお弁当を持参する必要があります。
学童で宿題をさせる時間をとってくれるのはとても有難いですが、毎日のお弁当作りは習慣になっていないと結構な重労働です。
そんな事もあって、夏休みは学童をお休みさせる親も多いのか…、夏休みに入る前に「夏休みの間はどうするのか」を質問するプリントが配られました。
- 7月は休みに入ってからお休み。
- 8月だけお休み
- 7月も8月も学童クラブへ通う
この3択でした。
親が遠方にいる人は長期休暇を利用して子供だけ帰省させている人もいましたね。
小学生になると飛行機も一人で乗れるようになりますし、子供がおじいちゃんおばあちゃんと過ごす絶好のチャンスかもしれません。
両親が健康でお仕事をしていなければの話ですが…。
いや〜、ちょこっと考えただけで出てくる出てくる。小1の壁はなかなか高いですね!
私は割と時間が融通効く仕事をしているので何とか対応できましたが(できてたのか?)、普通にフルタイムで働いてたら…もっととんでもないことになりそうですね。
小学1年生はお母さんももちろん大変ですが、もっと大変なのは小学生になった子供自身。
今まで一日中遊んでいた環境から、決まりだらけの教室に押し込められ、一人で学校の準備をし、自分の足で学校へ行くのです。
その事実も配慮した上で、この壁をどうやって乗り越えるのか、良い選択ができるよいいですね。
小一の壁に負けない!転職や退職、本当に後悔しない?仕事を辞めた時のメリットデメリット
私も経験がありますが(保育園に子供を預けていた私が仕事を辞めた理由参照)退職や転職ってものすごい勇気がいるんですよ。
今まで必死で続けて来て、慣れて来た生活リズムや職場を手放すわけですから、そりゃあ覚悟がいります。
金銭的な不安やまた職に就けるかという不安、今以上の職場と出会える保証もありません。
また、家庭に入ることが苦痛と感じる人もいると思います。(私もどちらかといえばそのタイプです)
ただ、一歩変化の道を踏み出すことで今まで見えていなかったことに気づくことがあります。
少ないお金でやりくりするうちに節約や貯金の楽しさに目覚めたり、家の近くにも短時間の勤務ができる職場が意外とあることに気づいたり。
もしくはもっと伸ばしたい自分の才能、スキルに気づくことができたり。
フルタイムで働くことで得ていたお金はもう入ってこないかもしれませんが、フルタイムで働くことによって奪われていた時間、見えなかった視点、新しい発見があります。
ちょっと抽象的なことばかり書いていましたが、もっと具体的にメリット、デメリットをあげてみると…
メリット
・常に時間余裕ができたので、子供の宿題をゆっくり見てあげることができたり、学校の準備などのフォローがゆったりできる
・習い事に通わせる時間ができた
・学校での行事(授業参観や懇談会など)に参加できるので子供が嬉しそう
・子供との距離が縮まった
デメリット
・収入が減る
・新しい職に就けるか分からないし、条件に合うの職場と出会えるか分からない
・下の子が保育園に通っていると、早く新しい職場を見つけないと保育園を退園しなくてはならなくなる
小学生の子供からすればメリットしかない退職ですが、デメリットの3番目にもあるように、他の子供たちとの兼ね合いは複雑な問題ですね。
私も何度か退職と転職をしたことがありますが、下の子達が保育園を卒園するまでは今は仕事辞められないな〜と思っています。
かと言って、仕事>育児 にはなりたくないので、自営という選択をしました。
(自営について知りたい方はこちら自営業で保育園に子供を預ける時の就労証明書の書き方。二人目を妊娠したら産後に産休申請はできるの⁉︎の記事も参照)
「これしかない」と思っていることが実は全てではなく、もう少し視野を広げてみるとまた別の選択肢が生まれます。子供が小1になる、というのは、視野を広げるための一つのきっかけなのかもしれません。
小一の壁に負けない!時短勤務というもう一つの選択肢
小学校入学を期にフルタイムから時短勤務に変更する、職場がそれを許可してくれるのであればそういった働き方もありです。
知人で2人子供がいて下の子が1歳になる頃からずっとフルタイムで働いて来た人がいます。小1の壁にぶち当たった時にはフレックス制度を利用し、なんとか乗り切ることができたそうです。
ただ、フレックス制度は仕事時間が短くなる時短勤務とは違ってトータルの働く時間はフルタイムと変わらないので、自分自身でバランスを見つつ、働ける時に働き、どうしてもできない時には遅出や早帰りなどを利用していたようです。
子供を育てていると、「今の働き方で本当にいいのか?」と自問することは多々あると思います。
特に小学校1年生は大きな変化があり、子供も親も大変。そんな時は自分自身を振り返るいい機会です。
小1の壁にもめげずにずっとフルタイムで頑張り続けていた私の知人は、
下の子が4年生の頃に学校から子供が「勉強についていけてない」、「みんなで学習するのが難しい」、「支援級にうつって個人的に勉強を教えてもらう方がいいのではないか」との指摘を受け、悩んだ末に時短勤務に変更し、家で自分が勉強を見てあげることにしました。
シングルマザーの彼女にとってはとても難しい決断だったと思いますが、時短勤務になり子供と過ごす時間が増えたことで、
「今まで見えていなかったことが見えるようになって来た」
と言っていました。
時短勤務についてまとめた記事はこちら
育児中には嬉しい時短勤務の制度とは。法律ではいつまで可能?何時間まで短くできる?
小一の壁に負けない!学童を選ぶ際のチェックポイント
仕事の条件は変えずに小1の壁に勝つ!と思っている方は特に、どんな学童に入るのかというのが重要になってきます。
民間の学童になるとサービスもいろいろで、20時まで預かりがOKだったり小学校までお迎えに来てくれたり、夕食を出してくれたり、習い事の送迎までついていたりするところもあるそうです。
もちろん、サービスが良ければ良いほど人件費かかると思いますし、月額が高額になるだろう事も予想されます。
ただ、「自分がバリバリ働くためにそこの出費は惜しまないわ!」という方にはもってこいではないでしょうか。
ここは抑えておきたい学童のチェックポイント
・何時まで預かりが可能か、延長料金は何時からかかるのか
・学童の月額とオヤツ代その他かかる費用
・車送迎が可能か
・おやつの有無とどんなものを食べているのか
(食物アレルギーや、食べ物に制限のあるお子さんは特に気になるところです)
・土曜、日曜、祝日の預かりは可能か
(土日祝日お仕事があるお母さんにとっては重要です)
・預かり不可の条件
・給食がない日はお弁当持参?
(民間だともしかするとお昼を提供してくれるところもあるかもしれません)
・学童が小学校から距離がある場合、学校が終わった後子供は一人で学童へ行くのか、それともお迎えがあるのか
(小学校入学当初は、通常家に帰る子供たちは集団下校で、学校に隣接している学童へ行く子供たちはそのまま学童へいけます。学童が小学校から距離があると、子供が無事学童までたどり着けるかという不安があります。)
・子供たちの過ごし方
(特に夏休みの過ごし方は丸一日になるので聞いておく方がいいです。どのような場所で遊ぶのか、室内遊びばかりなのか、外でも遊べるのかなど見学に行けるといいです。)
・一人帰りは可能か
(最初は不安ですが、学校に慣れてくると一人で帰れるようになります、送迎の負担がなくなるだけでも夕方の時間がグッと楽になります)
小一の壁に負けない!問題を解決するために社会はどう変化して行くといいのか?企業の在り方
通常育児休暇を取れるのは1年間で、子供が小学生に上がると時短勤務ができなくなるという会社もあります。
「一年生になったし、子供も成長して手が離れて行くでしょう」
こうした考え方が一般的で、小学校に上がることで働きづらくなるとは、考えてもいない企業はまだまだ多いです。
専業主婦をしている友人も「子供が小学校に上がったら、バリバリ働くぞー!」と、現実味のない夢を語っていました。
そもそも、小学校に上がることで感じる壁とは何が原因なのでしょうか。実際に子供は成長しているはずなのに、急に働きずらくなるのは何故なのでしょうか?
ここまで記事を書いていて思うのは、生じる壁の原因は「保育園と小学校(学童)の違い」にあるのではないかということです。
保育園はその存在目的そのものが「親が仕事をできるように」との目的のもと作られ、働く親をサポートしようという性質と、そんな親の変わりに子供を保育し、育ててくれる性質を持っていますが、小学校は「子供が勉強をする」という目的で作られ、学童は「親が仕事でいない子供の居場所」程度の存在で、子供が成長してきた分先生と子供の間にも保育園の頃よりは距離を感じますし、一歩離れて見守っている印象です。
手厚い保育を受けられていた保育園時代と、成長して自立を促して行く小学校時代、そんな時代の狭間にいるのが小学校1年生なのかもしれません。
その壁をなくすためにもっと手厚いサービスができる学童が増えればいい。
とは思えないのが正直な私の考えで、「安心して預けられる先がないから、もっと働きたい自分の欲求を抑えられているな」というのが正直な感想です。
保育園の園長先生が話していたことなのですが「育児を助ければ助けるほど、母親が子供から離れていってしまう事がある」と。
母親は子供にとって誰にも変えがたい存在です。手厚いサービスが増える事で、家庭に帰らず仕事に没頭するお母さんが増えることは悲しいことだと思います。
ただ、どうしても働かなくてはいけない状況があるのに、学童に入る事ができず困ってしまう母親がいることは問題です。
企業としてできることは、小学生の子供を持つ親が、いかに仕事との両立が難しい中働いているのかということを理解すること。ここからではないでしょうか。
まとめ
こんなに記事が長くなるとは思いませんでした。
未就学児をもつお母さんたちに、小学一年生がどうゆうものなのか、少しでもお伝えできたのなら幸いです。
誰しもが通る小学1年生の壁。子供の性格や周りの状況など配慮し最善の選択ができるよう願っております。
はじめまして、このサイトの管理人pikariです。
中国人の旦那を持つ日本人妻であり、二人の男の子と一人の女の子を育てるワーママです。
子供ができてからずっと「育児も仕事もバランスよくできる職場」を模索し続け、たどり着いた今が2種類の自営業を掛け持ちしつつ旦那の事業を手伝いつつ育児をするという、超アンバランスで不自由なような自由な生活。笑
理想の生活にはまだたどり着けていませんが、育児も仕事も、日々反省しながら一歩一歩、少しづつ前進している毎日です。
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