学生の頃から女の子特有のグループが苦手だった私は、友達はいるけれど「常に一緒にいたい」とは思いませんでした。友達の顔色を伺うのが苦手で会話を合わせるのも苦手。マイペースだったので、友達からは変わっていると思われていたかもしれません。
子供が保育園や幼稚園に通うようになると、自然と他のお母さんたちと話す機会も増えていきますし、そんな中で関わり方に迷ったり悩んだりすることもあります。
孤独な育児生活の中で友達を欲しているお母さんもいれば、他の人とはあまり関わりたくないお母さんもいて、人それぞれです。
世の中ではママ友というとイジメや陰口などネチネチしたイメージが強いですが、実際にはそんなドラマのようなことはよくある訳ではありません。
私が出会ってきたママ友たちは割とさっぱりしていて話しやすく、バランスのとれた考え方を持っている人が多かったです。
今回は子供を持つ人なら誰でも一度は気になるママ友について書いていきます。
ママ友がいない…母親は誰もが孤独
女の子のグループが苦手な私でも「ママ友が欲しい〜〜‼︎‼︎!!」と思うほど、一人目の子供を家庭保育している時の孤独感といったら半端なかったです。
初めてのことで不安ばかり。でも誰に相談したらよいの分からず、旦那さんは遅くまで帰ってこないし、帰ってきたところで疲れていて話をしても聞いていない。
たとえ聞いていたとしても返ってくる言葉は「子育てなんてみんなやってることでしょ」とか、「じゃ、どうしたいの?」とか。
冷たい言葉に逆に傷ついて終わる。。
毎日が孤独との戦いでした。誰か共感してくれる人が欲しかった、話を聞いてくれる人が欲しかった。そんな記憶があります。
定期的に行われる集団検診や、自治体で行われているイベントに、「同じくらいの年齢の子供が集まるならママ友ができるかも♪」と、少し期待をしながら参加するのですが、すでに友達で一緒に参加している様子のお母さんたちがいっぱいで中には入れず。
公園や児童館に行っても同じで、その時には少し話すことができたとしても、連絡先を交換したり「また遊びましょう」ということにはなかなかならない。
仕事復帰するまではそんな孤独感がずっとあったように思います。
ママ友は必要?いらないと思っているママへ
私自身は「ママ友が必要!だから友達になって」ではなく「この人だから友達になりたい!」のパターンが自然だったし、そういう友達の方が長く良い関係でいられるなと思ってます。
「結婚」がしたいからするのか「この人だから結婚したい」と思うかの違いみたいな感じですね。
子育ての方法は一つじゃないし、自分で考えたことが必ずしも正解とは限りません。
私は他のお母さんと話すことで、自分自身の育児について見つめ直すことができたり、反省したり、「こうすればいいんだ!」というヒントをたくさんもらったので、私にとっては必要だったママ友がいます。
一人目の育児が本当に孤独で辛くて、子供を抱くのも重くて苦痛。ベビーカーを押すのも最初は慣れず変な方向に進んでいく…。家の中にいても気分が沈み、外に出ても疲れてしまう。
そんな感じで毎日疲れきっていた時に、息子より一つ年上の女の子を育てていたお母さんが本当に楽しそうに育児をしていて、子供の事をいつも愛情をもって見つめていて、子供がする小さなことにも笑って。。
そんな彼女と話していると「育児って楽しいものなんだな」と私までそう思えてくるとても素敵なお母さんでした。
「私も彼女みたいなお母さんになりたい」
「何をしてもしんどくてイライラしたり、疲れてばかりいるお母さんじゃ嫌だな」
「自分のことばかりじゃなく、もうちょっと子供のことを見てみよう」
そう思えました。
そのお母さんとは今でも良い友達で、子供が成長するにつれ出てくるいろいろな悩みを相談していますし、逆に話を聞くこともあります。
ではでは、そういった心をゆるせる特別な、私生活に密接した友達とはまた少し違う、
保育園が同じというだけのママ友は必要でしょうか?
YESとも、NOとも答えにくいのが正直な気持ちですが…。
「保育園が同じというだけのママ友」はいなくてもさほど困りはしません。ただ、そういった友達がくれる、ママには重要なあるものがあります。それは「情報」です。
小学校の情報や、学校行事の情報。勉強の仕方やスポーツ、習い事など、子育て中のママにとっては知っていて損をすることはありません。しかも大抵、ママに必要な情報って、どこにも書いていないんです。
つまり、人から聞くしか得られない情報がたくさんあるのです。
保育園が家の近所であれば、小学校の学区や、特徴、注意することなどもお兄さんやお姉さんがいるお母さんから教えてもらえます。
また私の場合、近所に同じ保育園のお母さんがいて、子供の年齢も同じ、通う小学校も同じということでよく話したり、困った時に助けてもらったり。本当にありがたかったです。
身近に情報交換ができ、困った時には助け合える友人がいるのは子供にとっても母親にとってもとてもありがたいことです。
保育園ママでもランチや飲み会ってあるの?
幼稚園に比べ時間がない保育園のママたちは、ランチや飲み会というのはお母さんたちがやる気マンマンでない限りなかなかありません。
そういった活動が多いか少ないかは、保育園のカラーや、同学年のお母さんがたのカラーにもよります。
「全く集まりがないというのも寂しい」と感じるお母さんも多く、長男が通っていた保育園では春にお花見、夏にバーベキュー、秋に飲み会、冬にクリスマス会、また春にお疲れ様会、謝恩会をやりました。
結構やりましたね〜。
それぞれで幹事を決めて、忙しい中みんな楽しそうに準備していました。
ランチはみなさん平日はお仕事なので土日しか基本できないのであまりなかったですが、幹事が話し合いするのに土曜日にランチで集まったりはしてました。
そういった集まりがないと保育園のママたちは話をする機会が本当に少ないので、いろいろな家庭のお母さんたちと企画したり話したりできてすごく楽しかったです。
長女の通う保育園は全くといっていいほど父母通しの関わりがない保育園。
最近よく長女と同じクラスのお友達のお母さんから「一緒に遊ぼう」と誘われるのですが、「お父さん、お母さんの交流がなさすぎて寂しい」と言っていました。
せっかく同じ園で同じ時を過ごしたご縁。
関わりが全くなく過ぎてしまうのももったいないかなと思います。
めんどくさいママ友との上手な付き合い方
ここまで書いてきて、私はママ友に恵まれてきたなぁ〜と感じています。
けれど実際、「めんどくさいママ友」も存在するのは事実です。
私の友人は幼稚園のママ友関係にとても悩んでいました。
そんな時の私流解決方法は、
「シカト」
これに限るかなと思います。
もちろんあからさまなシカトは思いっきし喧嘩を売ってますので、挨拶くらいはしといて、それ以上の関わりは一切断ち切る。
何かに誘われたら丁重にお断りし、陰口を言われたら「気にしない」が一番。
その人の問題はその人の中で解決すればいいのです。ただ自分は、心の中まで人に見られても恥ずかしくない自分でいる。
そしたら自然と自信が湧いてきて、何も気にならなくなってきます。
まとめ
人付き合いがあまり得意ではない私がママ友について書くのもなんか変な感じで、このテーマは避けてきたのですが、こうして文章にしてみると改めて「私は人に恵まれているなぁ」と思います。
私は「いい人がいるところにはいい人が集まる」と信じています。
職場にしても、学校にしても、保育園にしても。雰囲気やカラーがあって、良いものには良いものが、反対に噂や悪口が好きな人にはそんな人たちが集まっているように思うのです。
友達は自分自身で選ぶことができます。
また、自分自身が相手にとってどんな友になるのかも自分で選ぶことができます。
みなさんが身近にいる友達にとって良き友となれますように。
はじめまして、このサイトの管理人pikariです。
中国人の旦那を持つ日本人妻であり、二人の男の子と一人の女の子を育てるワーママです。
子供ができてからずっと「育児も仕事もバランスよくできる職場」を模索し続け、たどり着いた今が2種類の自営業を掛け持ちしつつ旦那の事業を手伝いつつ育児をするという、超アンバランスで不自由なような自由な生活。笑
理想の生活にはまだたどり着けていませんが、育児も仕事も、日々反省しながら一歩一歩、少しづつ前進している毎日です。
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