保育園と幼稚園とこども園の費用の差と違い。通う人の割合は?転園のリスクとどの園にも入れないという選択肢

1号認定された幼稚園生の女の子 保育園の話

桜と幼稚園の制服を着た女の子

今年も保育園や幼稚園の入園申し込みの時期がやってきました。

私自身は親が自営業をしていたために小さいころから保育園に通っていたということもあり、自分の子供が生まれたら幼稚園よりも保育園に入れたい!と思っていました。

 

今は、保育園、幼稚園にくわえて「こども園」というものも選択肢の一つにあげられています。昔は、「保育園は両親が仕事をしている子供があずけられるところ」「幼稚園はお母さんが家にいる人が行くところ」という認識がありましたが、今ではこどもが幼稚園に通っているお母さんでも働くことができ、働き方やこどもの預け方に幅が出てきています。

 

そんな現代だからこそ、「じゃ、子供が通うのはどちらの方がいいのだろう?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 

今回は保育園、幼稚園、こども園の違いについて書きます。

 





幼稚園と保育園の大きな違いとは?

本や粘土が入った幼稚園のロッカー

小学校と同じく文部科学省により管轄されているのが幼稚園、逆に厚生労働省により管轄されているのが保育園、というのはみなさんよくご存じかと思います。

こどもが集団生活の中で協調性を学び様々な教育を受けることを目的として作られた幼稚園とは違い、保育園は子供をはぐくみ育てること、基本的な生活習慣や人との交わり方を学び自立を助けることを目的としています。

 

保育園はお昼寝をさせてくれたり、トイレトレーニングをしてくれたり、お箸を使って食べる練習をしてくれたり、基本的な生活習慣を教えてくれるので母親としてはとてもありがたいです。

保育のプロである保育士さんが基本的な生活習慣を教えてくれるので、うちの子も幼稚園に通う一つ上の学年の子供よりも早くお箸が使えるようになったり、オムツが外れるのも早かったです。

これは園によっても違いがあるかと思いますが、食育にも気を使っている園が多く、手作りにこだわったり、子供たちが自分でお料理をする機会があったりするのも保育園の方が多い気がします。

 

一方、幼稚園は幼稚園で良さがあります。

小学校と同じく文部科学省により管轄され似ているところが多いので小学校へ上がった時の抵抗が少ないのが幼稚園の方だとよく言われます。

 

こどもが子供らしく自由にのびのび遊べる保育園。

私は保育園のそんなところがいいなぁと思うのですが、年長さんまでのびのびしてきた分、うちの子供も小学校に上がった時のストレスは相当でした。

ずーっと机に向かって座っていなくてはいけない、発言は手をあげてしなくてはいけない、トイレは休み時間の間に行かなくてはいけない。

小学校へあがると急に「しなくてはいけない」ことだらけで息が詰まってしまいます。

 

もちろん、保育園にもルールはあり、してはいけないことや「今は何をする時間」というメリハリはあるのですが、学校はその何倍もルールがあり、その環境の変化に戸惑う子は多いようです。

 

うちの子供は入学当初「学校行きたくない」「保育園の方がよかった」「学校つまらない」とよく言っていました。学校で我慢をしている分、家で怒りっぽくなる場面もみられました。

 

もちろん幼稚園に通っていた子でも小学校に上がれば環境の変化によるストレスはあると思いますが、保育園出身の子供よりは馴染むのが早いように見えます。

 





幼稚園と保育園、どっちに通う人が多いのだろう、その割合は?

幼稚園、保育園それぞれ良さがありますが、どちらの園に通う家庭が多いのでしょうか。

厚生労働省が調べた年度別保育所の定員数と在園児数をグラフにしたのがこちら

保育所等児童定員数及び利用児童数の推移グラフ

保育所の数も児童数も年々増加傾向にあります。少子化と言われている時代にこれだけ増加しているということは、働くお母さんの割合が数年前に比べてかなり増えているということになりますね。

 

また、同じく厚生労働省調べの平成25年度の年齢別、幼稚園、保育園未就園児の割合を記したグラフがこちら。

就学前保育の実地状況(平成25年調べ)グラフ

3歳児で保育園と幼稚園が半々の割合。それから年齢が上がるに連れて幼稚園へ入所する児童が増えてきています。5歳児さんでも1.5%の人が未就園ですね。

 

保育園から幼稚園へ転園した時に起こりうるリスク

幼稚園の在園資格は早くても年少さんから。なので両親が働いていた場合0歳~2歳児さんまでは預け先は保育園か小規模施設、保育園型こども園などに限定されます。

最近は保育園とあまり変わらない時間まで子供を預かってくれる幼稚園もあり、年少さんから上にあがると「幼稚園」という選択肢も増えるので、転園を考える人もいます。

 

保育園から幼稚園に転園するとどんなことが起こりうるでしょうか。

子供の立場になって考えてみると…

 

①知っている先生やお友達がいない

②叱られるポイントやルールが微妙に違う

③決まったお昼寝時間がないからなんだか眠たい

④雰囲気も何もかんも今までと全然違うぞ⁉︎

 

変化した環境が合うかどうかは子供によっても、転園先の園によっても違うので転園する前からは何とも言えないことですが、それまでの環境に慣れていたらなおさら、初めは変化に戸惑うのが普通かと思います。

 

知人でお子さんが保育園から幼稚園へ転園した方がいるのですが、朝の「幼稚園へ行きたくない」泣きが激しくて困っていると話していました。

お気に入りの先生が一人いてその先生には懐いているそうなのですが、夏休みは通常幼稚園はお休みになり、いつもの先生ではなく臨時の先生が勤務します。その先生に慣れることができずに夏休みの間はずっと朝が戦いだったようです…。

 

幼稚園もお仕事しているお母さんに対応してきたとはいえ、元々は保育を目的として作られていないのですから、長期休暇などの環境の変化も子供にはこたえるかもしれません。

 

私自身にも記憶がありますが、3歳の頃に引越しをして当時通っていた教会堂がエリアごとに2部に分かれていたのでそれまでとは別のエリアになりました。

使っている建物は同じなのに、集っている人たちが見覚えのない人ばかりでとても混乱したのを覚えています。

それまで通っていた子供クラスがとても楽しかったし仲の良いお友達もいて、子供ながらに「大好きな友達にはもう会えないんだ…」ととても悲しい気持ちを感じました。

また、性格的に知らない人にすぐに馴染めるタイプでもなかったので、それからずっと新しいクラスでは仲の良い友達はできず、緊張し、毎週通うのが苦痛でしたが、幼かったのでその気持ちをうまく親に伝えることはできなかったです。

 





保育園と幼稚園、将来に与える影響は?

保育園に行ったからこうなる、幼稚園へ行ったからこうなる、とは一概には言えません。

将来どのような人物になるかは過去にどんな経験をしたかではなく、子供自身がどんな選択をするかによって決まるからです。

 

ただ、私の印象ですので必ずしもそうとは限りませんが、幼稚園へ通っている子供の家庭の方が時間にも金銭的にも余裕があるように見えますし、実際その傾向が高いと思います。

お金があることで良い教育環境を与えることができるということは現実的に起こりうることだとは思います。

保育園にも幼稚園にも入れなかったらどうしたらいい?

芝生で寝転がって泣いている男の子

私も仕事を辞め、長男が保育園を退園することになった時、自分で決意をしたものの社会からはじかれてしまうような、何とも言えない孤独感を感じました。保育園に子供を預けていた私が仕事を辞めた理由参照

 

いま日本の社会では保育園、幼稚園に入れるという選択が一般的過ぎてそれが当たり前のように感じてしまいますが、世界的にみるとそうではありません。

小学校へ上がるまでは子供たちは社会と交わる機会がないという国は多く、小学校すらいけない国や地域も実際にあります。

日本でも保育園にも幼稚園にも行かずに大人になった人は意外といますし、大人になって立派になられた方もたくさんいます。

 

様々な家庭の事情もあるかと思いますが、母親がしっかりと教育をし、「園には通わせない」という方針の家庭もあります。

 





一番気になる!保育園、幼稚園、こども園の費用の違い

豚の貯金箱と家計簿、小銭と電卓

一番気になるのはきっとここですよね、私も気になります。

こども子育て新制度に変わってから幼稚園に対する補助金が多くなり幼稚園ママの経済的負担は大分軽くなったと聞いていますが、

 

じゃあ実際問題、どこがどう違って、どちらの方が安いのよ!

ってことが気になると思います、公立保育園、幼稚園の費用の違いと月々にかかる金額の調べ方の記事でも紹介したとおり、保育園の保育料は家庭の収入や何歳の子供が何人いるのかなど家庭の状況によって異なってくるので安易に「こちらが安い!」とは言えないのです。

 

入園料やバス代、学年費、制服代などにかかるお金が一般的には保育園の方が安いイメージがありますが、それは園によっても異なります。

保育園は入園料や制服代、バス代、学年費などかからないところも多いです。

 

 

それらの諸費用については園に直接問い合わせるしかないので、一番わかりやすい月々にかかってくる保育料に焦点を当てて考えてみたいと思います。

 

こども子育て新制度により、公立幼稚園の保育料も認可保育園と同じく世帯収入により算出されるようになりました。なので基本的にはどちらに入っても変わらないということになりますが、変わってくるのが多子減税というもの。

 

簡単に説明すると、、、

一人目のお子さんには世帯収入により算出された正規の価格が保育料としてかかります。

二人目のお子さんは在園中、正規価格の半額になります。

三人目のお子さんは在園中、無料になります。

 

保育園と幼稚園で異なってくるのは、何歳から何歳までを一人目、二人目、三人目と数えるのかということです。

 

例えば我が家の場合。去年は

長男が年長さん(一人目)、

長女が2歳児さん(二人目)、

次男が0歳児さん(三人目)でみんな保育園に通っていました。

 

なので長男は定額。長女は半額。次男が無料で保育園に通わせることができたのです。

ところが保育園は小学校に上がった子供は保育料計算の人数に換算されなくなるので、今年は、、、

 

長男が一年生(カウントせず)、

長女が3歳児(一人目)、

次男が1歳児(二人目)、

なので長女は定額、次男が半額で去年と保育料は変わらず。プラス長男の学童の費用がかかってくるので教育費は右肩上がりです。

 

一方幼稚園はというと、小学校3年生までの子供が一人目としてカウントされるので、我が家のような年齢差のお子さんを持つ家庭の場合、今年、来年、再来年は二人目の分の保育料半額のみがかかり、再来年以降三人目が卒園するまでは三人目の分の保育料半額(長男が4年生以上になっているので…)のみがかかるようになります。

 

更に、年収360万円未満の世帯の場合は年齢制限がかからないので、一番上が何年生になろうとも第2子は半額、第3子は無料という形になります。

 





まとめ

保育園の良いところ、幼稚園の良いところ具体的になりましたか?

私自身も記事を書いていて気付かされる部分が多々ありました。知らずに抱いている先入観も誰にでもあると思います。

一番良いのは実際に行って、見てみること。

そうすることで気づく違いや発見もたくさんあると思います。

みなさんの子育てライフがハッピーで実りあるものとなりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました