保育園に入り、それまでは家庭の中が人間関係の全てだった世界から、子供たちは新たな社会に飛び込んでいきます。
まだまだ小さい子供達。
親の元を離れ、友達とどんな風に関わり合っていくのか?仲良く出来るかな?いじわるされないかな?
可愛い我が子に心配は尽きないものです。
うちの息子は、とてもマイペースで自分の世界に没頭するタイプ。
同じ年齢のお友達と果たして仲良く出来るのかしら?楽しく過ごせるのかしら?心配もしていました。
実際、他のお母さんや、周りのお友達の話を聞いてみても、同じように心配して、ついつい口出ししてしまったり、子供の友達関係に一喜一憂してしまうという話を良く聞きます。
保育園の小さな子供達。この時期の友達との関わり合いというのはどういったものなのでしょう?もし、友達関係で何かあった時に、私たち親に出来ることは何なのでしょう?
今回は、そのようなことについてお伝えしたいと思います。
子供の友達関係、親の在り方とは?
3歳くらいともなると、言葉のやり取りは随分うまく出来るようになりますよね。
しかし、「相手にも気持ちがある」ことが感じられるのは早くても4歳以降と言われています。
そこから少しずつ、「相手にも気持ちがある」から、気持ちに共感したり、相手の気持ちを考えて少し我慢したり、そういったお友達を思いやって行動するということを小学校に入るあたりにかけて学んでいく時期とされています。
まだ社会性も身に付けようとしている段階なので、お友達と上手く遊べなかったり、そんなつもりはないのに結果的に「いじわる」をしてしまったような形になってしまうようなこともよくあるようで、そんなに気にしなくても大丈夫だと言われます。
子供達も、子供の中で様々な社会的経験を積み重ねて、どう立ち振る舞えば良いかということを学んでいきます。
ですので、親は無理強いをしすぎないで、「きっと大丈夫」と見守ってあげることがとても大切です。
そして今は人間関係をどうやって作っていけばいいか、練習の段階にいると勇気をもって見守ることです。
とはいえ、大切な我が子。心配になるのも当然です。
どのようにしていけばいいのでしょう?
続いて、「口出しすること」や「心配してしまうこと」についてお伝えしますね。
子供の友達関係についつい口出ししてしまう。
先日も年長さんの子供の居る友達のママの間で少しお話に上がっていたのが、クラスにいる体格の大きな少し乱暴な男の子のこと。
息子さんがその男の子とよく遊ぶらしいけど、ふと目にした時に叩いたり、からかったり、親の目から見ると「いじめられている」ように見えたとのこと。
息子さんにちらっと聞いてみるとニコニコ笑って「一緒に遊んでた」と話していて、親としては心配だし遊んで欲しくない。と思ってしまい、「乱暴しないように」口出ししようか悩んでいると。
形は違っても、こういった様々なトラブルはよく話に聞きます。
親としては、大切な我が子を守りたい。そのために口出しだってしたくなりますし、どうサポートして良いのか悩みますよね。
でも、子供はそういった友達との関係の中からたくさんのことを学んでいきます。どうやったら仲良く楽しく過ごせるか。相手に対する力加減や言葉の使い方、約束を守るということ。
そして喧嘩した時、問題が起きた時、どうやって解決していけばいいか。
子供たちは経験を通して学んでいきます。
もちろん、怪我をしてきた、あまりにも目に余る行動が続く、何より、子供自身が不安を感じている。
そういった場合は気にかけて、少しサポートに入ることも必要だと思います。
でもそうでない場合、一番大切なのは、干渉したり口出しすることよりも、いつもあなたの味方で、ずっとそばにいるから安心してね。という事を普段の生活の中で言葉やふれあいで伝え続ける事だと思います。
そうすれば子供は本当に困った時に頼ることが出来るようになります。
子供の世界のことは、子供達自身が解決していくもの。
と強く信じ見守ることは最大のサポートではないでしょうか?
あまり干渉しすぎて、口を出し過ぎることは、これから先益々複雑になっていく人間関係の中で、上手く人間関係を築いていく力を奪ってしまう。という可能性もあるとされています。
出来る限り信じて見守っていきたいですね。
子供の友達関係がとても心配で仕方ない
お友達ができるだろうか?
いじわるされていないか?
乱暴な子は周りにいないか?
心配は挙げるとキリがないくらい、お子さんの友達関係について心配されるお母さんは多いです。
それは当然のことですよね。
この前、お迎えに行った時に隣のクラスのお姉ちゃんに、
「息子くん、今日も一人で遊んでたよ。どうしてみんなと遊ばないの?」なんて言われてしまいました。
「どうしてだろうね。」なんて笑って帰ってきましたが、きっと少し前の私なら「どうして、みんなと遊ばないの?みんなと遊んだら楽しいのに!」なんて言ってしまっていたかもしれません。
私はそんな息子がとても「心配」でした。
しかし、ある先生に少し前に「息子ちゃん、すごく集中力があって素敵ね。」って言われました。
その時にハッとしたんです。
積極的な子、内気な子、マイペースな子、動きの大きな子、落ち着きのない子。いろんな子供がいますよね。
見方によっては「短所」、でも違う見方をすれば「長所」。
これって息子だけじゃなく、それぞれみんなそうなんですよね。
それにそれぞれのペースがある。
大事なのは、子供たちは様々な経験をする中で感じ、学び、自分の意思をどのように表現すれば良いのか、そういった事を学習している過程にいる事を理解する事ではないでしょうか。
必ず自分から友達関係を築く一歩を自分で踏み出す時が来る。
私は今、そう信じています。
親としては、子供の良いところ、人格そのものを認めてあげる事を大切にしてあげたい。そして、それは他の子達にもそれぞれの人格がある事を認めていくことに繋がると思います。
否定的な感情で満たすのではなく、焦らず信じて待つことで、子供は自分らしく社会と関わる力を身につけていくのではと考えます。
一つ一つの出来事や、子供の姿に心配になることは当然ですが、もしかすると見方を変えるとまた感じ方も変わるところがあるかもしれませんよね。
まとめ
いかがでしたか?
大切な子供が自分たちの手元を離れ、初めて社会に触れる。
そんな中で不安や心配を感じない親はいないと思います。
でも、ここでどんな風に関わるかが、これから子供達が自分の人生を歩いていく中でどんな風に人間関係を築いていけるかにも大きく繋がっていきます。
どんな経験もそれはきっと子供達の生きる力に繋がっていくことだと思うので、まずは「信じて見守る」事を大切に、だけど、本当に助けが必要な時に手を差し伸べてあげられるような、そんな関係を親子の間でも築いていきたいですね。
私と同じように、ついつい心配しちゃうと悩むお母さんに、少しでも参考になれば嬉しいです。
はじめまして。
現在1人息子との日々に笑ったり泣いたり、迷いながらも楽しい育児真っ最中です。
特技は3歳から今も続けているピアノ。
音楽を通し、子供たちと関わる仕事をずっとしてきました。
たくさんの子供たちと仕事で接したり元々子供好きなこともあって、自分の育児には根拠のない自信があったのですが、現実はなかなかハードな毎日です。
「ママが笑ってたら、お家は明るい」を自分の中のテーマに、少しでも同じように悩むママや、一生懸命頑張っているママたちの役に立つ記事をお届けできたらと思っています。
ママの笑顔に繋がる小さなきっかけになれば嬉しいです。
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