子供が大きくなってくると、子供だけでお友達の家に遊びに行く機会も増えますよね。
お友達と交流の機会が増えることは、とても喜ばしいことですが、親の手を離れ遊びに行った我が子が相手の家で迷惑をかけないか?心配になりますよね。
今回は、お友達の家に遊びに行くようになった子供に、事前に伝えておきたいマナーなどについてお伝えします。
子供に伝えておきたい、友達の家に遊びに行く時のマナー
・挨拶
やはり、まず一番大切なのは「挨拶」がちゃんと出来るかですよね。
家に上がる時に「こんにちは。お邪魔します」
おやつなど出してもらった時には「いただきます」食べた後は「ごちそうさま」
帰る時には「ありがとうございました」「さようなら」
挨拶は基本ですし、一番大切にしたいところですね。
元気に挨拶をして嫌な気持ちになる人はいないと思います。
・靴を揃える、ドアを閉める
「そんなこと?!」とお思いのお母さんも多いのではないでしょうか?
私は自宅で教室を開いていたのですが、その際、「靴を揃えない」「ドアを閉めない」お子さんが意外に多く驚いた経験があります。
脱いだ靴は自分できちんと揃える。
開けたドアはきちんと閉める。
当たり前のことですが、きちんと教えておきたいことの一つです。
・おやつをねだったり、冷蔵庫を勝手に開けない
子供なので「何か食べたい」「お腹空いた」なんて素直で可愛いとも思うのですが、やはりそれが迷惑な人も多いもの。
冷蔵庫は勝手に開けられて気分のいいものではありませんよね。
こういう細かいと思うようなことも、普段の生活の中できちんと伝えておくことは大切だと思います。
・勝手にあちこち部屋に入らない
こちらも冷蔵庫と同様、寝室や兄弟の部屋だったり、それぞれ家によって勝手に入って欲しくない部屋というのがあると思います。
「遊んでいいよ」と言われた部屋以外勝手に開けたり探索したりすることはやめておくようにしましょう。
・遊んだものは片付ける
遊んだ後は片付けて帰ることは、忘れずに伝えておきたいですね。
お友達だけに片付けさせてしまうことのないようにしましょう。
・約束した時間を守る
遊びに行く前に必ず帰る時間を約束しておきましょう。
ご飯の時間になってもお邪魔したりすることのないよう、きちんと時間を守るよう約束しておくことは大切です。
最低限、他の家に行って迷惑をかけないよう伝えておきたいことを挙げました。
こういったことがきちんと出来ていれば大丈夫だとは思いますが、それぞれの家によってのルールがあるので、「お家によって色々な約束や決まり事があるから、相手の家の決まり事を守るように」と伝えておくことも大事ですね。
しかし、どのルールも子供自身が「なぜ、そうしないといけないか」納得していないと守ることは難しいので、普段から習慣になるよう積み重ねておくことが何より大切だと思います。
子供の友達が毎日遊びに来る。そんな時の注意点は?
気づくと毎日毎日友達が遊びに来る。
子供の交友関係は口出しせず見守ったほうがいいとは思いながらも、少し気になってしまいますよね。
そんな時に注意しておきたい点をいくつかご紹介します。
・まず、何をしに来ているのか、どう過ごしているのかをチェック
それだけ毎日お友達がやってくるということは楽しい理由があるのだと思います。
もちろん自分の子供と遊ぶことが楽しい。ということだと思います。
それなら良いのですが、「何かが目当て」ということもあります。
これは、私の以前住んでいたマンションのお隣のお家がそうだったのですが、いつも友達が入り浸っていて、子供が留守にも関わらずやってきた友達が「部屋でゲームをして待っていていい?」と言ったらしいです。
お隣のママは驚いて一先ず家に帰るよう伝えたそうなのですが、「ゲームが目当て」という風に何かが目当てで遊びに来ているお友達もいるかもしれません。
・「何か入り浸る目当て」があるなら、その点について考える
例えば「ゲーム」や「漫画」というように目当てがあって入り浸るようであれば、お子さんと相談して、
「ゲーム(漫画)の時間を制限してみる」
「ゲームばかりしていないで、外に遊びに行っては?」と促す
「たまには、そのお友達の家にも遊びに行ったら?」と声がけする
など、伝えてみるのも一つの方法だと思います。
気をつけたいのは「入り浸る原因」を取り除く。ことで、「その子と遊んじゃダメ」などお友達を排除する言葉はかけないように気をつけましょう。
・もし改善されない時は、毎日遊びに来る友達にも少し注意してみる
お子さんに伝えて、それでも変わらないようであれば、そのお友達にも少し声がけしてみてもいいかもしれませんね。
例えば、「片付けたいから、ゲームは週に一回くらいにしてくれると嬉しい」など否定はせず、柔らかく断りを入れてみるなど、少し注意してみましょう。
前に生徒のところに平日だけでなく、週末も、たまに夕食時も入り浸る友達がいて、ピアノのレッスンにまでついて来ている子がいました。
気になって、生徒のお母さんに連絡したところ、お母さんも気になっているとのことでした。
その後、担任の先生に相談されたそうで、実はその友達のご両親が夜遅くまで仕事で家を空けていたらしく食事も1人で取らなければならないので、寂しさから入り浸っていたことがわかりました。
子供の出しているSOSの場合もあるので、見逃さないようにしたいですね。
そういった場合もあるので、少し注意してみてみることも大切だと思います。
子供の友達が遊びに来るのがストレス。対処法は??
子供が楽しそうに友達と遊ぶのは親としても嬉しいことだけど、家に来られるのがストレス。そんなお母さんも少なくないですよね。
そのストレスの原因は様々です。
・あちこち触られる、部屋が散らかる
・喧嘩になった時に困る
・家の中で騒ぐ、暴れる、うるさい
・おやつを出さなければならない
・他の兄弟のことを邪魔者扱いする
・家の中で自分が落ち着かない
他にもきっと、人によってそれぞれの理由があると思います。
だからと言って「遊んじゃダメ」とは言いたくないし、子供の人間関係を壊すようなことはしたくないし…
そこでオススメなのが、「家で遊ぶ時のルールを決める」です。
例えば、
・家で遊んでいい日を決める
「何曜日ならいいよ」や「週に何日ならいいよ」
など、無理のない日を決めるといいです。
あと用事のある時は前もって「この日は用事があるから、約束してこないようにしてね」と伝えるのも大切です。
・遊んでいい場所を決める
もし子供部屋があるなら子供部屋で。など、「この部屋で遊んでね」という場所を決めると、他の兄弟や、お母さんも落ち着いて過ごすことが出来ますね。
何かトラブルがないように、時々様子を見に行くようにすれば、何かあった時にもすぐ対処できます。
・帰る前に片付けるようにしてもらう
帰る前に片付けて帰ろうね。とあらかじめ伝えておく。
やはり散らかった部屋を見るとモヤモヤしてしまいますよね。
「さぁ!片付けるよ!」って声がけしてみんなで片付けるようにすることで、少し気持ちが軽くなります。
・遊び終わりの時間、帰る時間を決める
普段から遊んで良い時間を決めておきましょう。
友達にも「●時にはうちはご飯だから、遊ぶのは●時までね」など、伝えておくと良いです。
「うちのルール」をはっきりしておくことで、少し気持ちも楽になるのではないでしょうか?
そして、友達でも良くないことは良くないと、きちんと注意することも子供たちにとって大切なことだと思います。
我慢して、ストレスを溜めない。それが大切だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
「相手のお家に迷惑かけないかしら?」と心配したり、友達が遊びに来ることで様々な気苦労もあるかもしれませんが、子供が友達と過ごすことで学ぶことも大切なことですよね。
そして、どんな友達と遊んでいるのか、どんな風に友達と接しているのか、家族の前では見えない姿を知ることができる機会でもあります。
ぜひ、お母さんもお子さんもストレスを溜めず、お互い様な気持ちで行き来できるようになれば、それが理想ですね。
参考になれば嬉しいです。
はじめまして。
現在1人息子との日々に笑ったり泣いたり、迷いながらも楽しい育児真っ最中です。
特技は3歳から今も続けているピアノ。
音楽を通し、子供たちと関わる仕事をずっとしてきました。
たくさんの子供たちと仕事で接したり元々子供好きなこともあって、自分の育児には根拠のない自信があったのですが、現実はなかなかハードな毎日です。
「ママが笑ってたら、お家は明るい」を自分の中のテーマに、少しでも同じように悩むママや、一生懸命頑張っているママたちの役に立つ記事をお届けできたらと思っています。
ママの笑顔に繋がる小さなきっかけになれば嬉しいです。
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