先日、幼稚園の未就園児の集まりでお母さん方と話していたら「子供が抱っこ抱っこで」「外に出ても全然歩いてくれない」なんて皆さん話していました。
2歳といえば、よく「魔の2歳児」とも言われるイヤイヤ期真っ只中のお子さんも多いですよね。
今回は歩いてくれない2歳児について、対策などお伝えしようと思います。
イヤイヤ期の2歳が歩いてくれない。お母さんは困りますよね。どうすれば良い?
お散歩に出てみたものの「抱っこ」「歩かない」
お買い物に行っても「抱っこ」「歩かない」
周りを見て、一緒に楽しそうにお買い物している様子や、楽しそうに歩く様子をみると、「どうしてうちの子は」って悲しくなるんです。
そう切り出した、幼稚園のママ。
「わかる!買い物に一緒に行くのも憂鬱になるよね」
出てくる出てくる、歩いてくれない2歳児の悩み。
でも、確かに大変ですよね。2歳ともなれば個人差はありますが、体重も大体10㎏から14㎏ほど。抱っこして、しかも荷物も持って歩くとなるとなかなか大変。
それにしても、どうして突然歩かなくなって、抱っことせまるようになるのでしょう?
自分でもできることが増え、色々なことが少しずつ分かり、もう赤ちゃんではなくなった2歳児。
されど、まだ2歳児。
まだまだ甘えたいと思う気持ちの表れなどとよく言われます。
そしてそれを思う存分主張できるのは、それをお母さんは受け止めてくれる。と信頼しているからだとも言われています。
イヤイヤ期の表れ方は様々ですが、どういう表れ方においても子供が自分を主張できるのは家族の愛情をしっかり感じられているから。
そうとはいえ、歩いてくれないと困ることもありますよね。
何かできることはないのでしょうか?
続いて、どのような対応をすれば良いのかいくつか挙げますね。
イヤイヤ期の2歳が歩かない。そんな時の良い対応とは?
・感情的に怒らず、まずは子供の気持ちを満たしてあげましょう。
荷物がある時の「抱っこ」や、思い通りにいかず癇癪を起こすような時、そして周囲の迷惑になりそうな時など、つい感情的に怒ってしまいたくなる気持ちは分かります。
しかし、怒ったところで素直に歩いてくれるようにはなりません。
そして、「どうして?もう!お母さん疲れてるんだよ!」なんて言いたくもなりますが、できれば、まずは抱き上げてあげましょう。
例えば、「10数える間、抱っこしよう。お母さん、荷物が沢山だからその後は歩こうね。」や「わかった。○○(子供)のこと大好きだから、抱っこするね。だけど、もしお母さんが疲れたら、その時は少し歩いてくれる?」など、
まずは甘えたい、抱っこしてほしいの気持ちを否定せず、満たしてあげたいですね。
息子を見ていても、「ダメ!」「無理だよ!」と頭ごなしに叱ってしまった時より、まずは受け止め満たしてあげた時の方が納得し、肯定的に話を聞いてくれると感じます。
・出来たことを認め、やる気を引き出してあげましょう。
少し抱っこして満たしてあげた後、例えば、「向こうの信号まで歩いてみようか。」「あそこに見える赤いポストまで行ってみよう。」目標を決めて促してみましょう。
そして、そこまで歩けた時には「すごいね!たくさん歩けたね!!」としっかり褒めてあげましょう。
イヤイヤ期の子供の気持ちの中には、
自分でやりたい。という気持ちと、お母さんに甘えたい。気持ちであっちこっち行き来しています。
なので、「まずは抱っこしてほしい(歩きたくない)気持ちを満たしてあげる。」そして、「出来たことは思いっきり褒めて、認めてあげる」のが、とても大切だと思います。
・歩くことが楽しくなる工夫をしてみましょう。
「あのポストまで、よーいドン!」と競争してみたり、一緒に手を繋いで歌を歌いながら歩いてみるなど、何か歩くことを楽しめる工夫も良いと思います。
息子はお歌が大好きなので、毎日のお散歩でいつも一緒に歌っています。
ちょっと「抱っこ」な時なんかは、お歌を歌い始めるとつられて楽しくなってしまって、歩いてくれることも多いです。
しかし、お母さんも人間。
毎日のこととなると分かっていても上手く対応できない時だってありますよね。
(私は疲れてくると、分かっていても全然ダメです。)
そんな時には、お母さんも無理はしないようにしましょうね。
一緒に手を繋いでゆっくり歩くことは大切な事だとは思いますが、「今日はもうしんどい!」って時は、自転車やベビーカーを使うこともアリだと思います。
イヤイヤ期の2歳が歩かない。そんな時の悪い対応とは?
先ほどの良い対応と反対のことですが、やはり気持ちを受け止めず頭ごなしに叱ってしまうことは良くないと思います。
そうなってしまうお母さんの気持ちは、同じ母親としてすごく分かるのですが、
子供にとっては、道理や理屈ではなく、「お母さんに気持ちを否定された」「自分を認めてもらえない」という想いが、頭では理解できないので心の深いところにモヤモヤと重なっていくのです。
そうすると、自分を主張することができなくなったり、自分に自信を持てなくなったりすることに繋がってしまうとも言われています。
できるだけ、まずは受け止めてあげるようにしたいですね。
あとは、親が対応や態度をコロコロ変えないことも大切です。
外や人前では子供の要求をのむのに、同じことでもお家ではのまなかったり、対応をコロコロ変えるのは良くないです。
親の一貫性は子供にとっての大きな指針ともなるものなので、その辺りの一貫性は意識したいものです。
まとめ
イヤイヤ期の時期は、お母さんにとっても大変な時期です。
でも、イヤイヤ期がやってきた。ということは、たっぷり家族からの愛情を受け、それを信頼できているからこそ。
この時期の親子の信頼感は、外の世界へこれから飛び立つための安心に繋がります。
出来れば、否定せず受け止めることを大切にしたいですね。
そのためにも、お母さんが疲弊してしまわないこと。が実は何より大切だと感じます。
きっと今悩まれてこのページを訪れてくださったお母さんは、お子さんの事を大切に愛されている素敵なお母さんだと思います。
お子さんも大事。だけどそのために、まずはお母さんが頑張りすぎず休んだり、工夫して甘えることで、気持ちにゆとりを持てると今の問題への取り組み方や見方が少し変わるのではないかな?というのが、同じイヤイヤ期の息子との毎日を過ごす中で私が発見した一番大きな事です。
少しでも参考になれば嬉しいです。
はじめまして。
現在1人息子との日々に笑ったり泣いたり、迷いながらも楽しい育児真っ最中です。
特技は3歳から今も続けているピアノ。
音楽を通し、子供たちと関わる仕事をずっとしてきました。
たくさんの子供たちと仕事で接したり元々子供好きなこともあって、自分の育児には根拠のない自信があったのですが、現実はなかなかハードな毎日です。
「ママが笑ってたら、お家は明るい」を自分の中のテーマに、少しでも同じように悩むママや、一生懸命頑張っているママたちの役に立つ記事をお届けできたらと思っています。
ママの笑顔に繋がる小さなきっかけになれば嬉しいです。
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