2歳といえば「魔の2歳児」とも言われる時期。
イヤイヤ期真っ只中のお子さんを持つお母さんも多いのではないでしょうか?
イヤイヤと言っても、決してお母さんを困らせたい訳ではなく、
「自分でやってみたい」「だけど、うまく出来ない」
そんなもどかしさから、イヤイヤしてしまったり癇癪を起こしてしまいやすい時期です。
成長の過程として必要な時期である。ということは分かっているけど、毎日続くとその対応も大変ですよね。
イヤイヤの表れ方は、それぞれ。
息子は2歳になり、そのような兆候が見られたときに、
「お着替え嫌!」「靴を履くのが嫌!」という時期がありました。
我が家では、「お散歩」は日課で、歩くことをとても大切だと考えていたので、靴を履いてくれないのは困ってしまいました。
お母さん方に色々と話を聞いてみると、こういうことは多いようですね。
その時の私と同じように、今困っているお母さんに向けて、イヤイヤな時期のこと、「靴を履かない」ことの理由や、対応について今回はお伝えします。
イヤイヤ期の2歳。靴を履かないのはなぜ?
理由はいくつか考えられます。
まだこの時期の子供は自分と他人がはっきりと分化できないため、目の前の相手に自分と同じ気持ちがあるという事がまだ分かりません。
そのため、時には大人にとっては反抗的と思える言動や行動を繰り返して、相手の反応を見て「相手にも気持ちがある」ということを学んでいる大切な時期であること、
他にも、身の回りの色々なことを「自分でやって見たい」と思うようになり、だけど手先や体の使い方がまだまだ不器用なので思うように上手く出来ず、もどかしさが募るものの、言葉でそれを上手く伝えることができず癇癪などの行動に繋がってしまうという理由が考えられます。
もしかすると、「靴を履かない」という主張を通して、お母さんの反応を見ている場合もありますし、本当は自分で履きたいけど上手く出来なかったことや、自分でしたかったのにお母さんが手を出してしまった。靴が好みのものでは無い。など、その主張の中には何かしらの子供なりの理由があるように感じます。
ちなみに息子の場合は、お気に入りのチャックのついた靴が良かったのに、サイズアウトしたため違うものに変えたこと。
そして、それが少し履かせにくい靴で自分でしたかったのに私が手を出してしまうことが原因でした。
落ち着いている時や、機嫌の良さそうな時に少しずつ話したり、伝えてみたりしていく中で、息子も息子なりに少しずつ言葉にしてくれるようになり、少し後に「何が嫌だったのか」が分かりました。
親にとっては「そんなこと?」なんて思ったりもしましたが、そういうことが息子の中で「理由」としてあったんだ。と考えさせられる出来事でした。
イヤイヤ期の2歳。靴を履いてくれない時の「良い対応」とは?
「もー!!!履かなきゃダメ!早く履いて出かけるよ!」なんて言ってしまいそうになりますが、やっぱりまずは受け止めることが大切だと感じます。
だけど、早く出なきゃ。なんて焦ってしまう時には、そのことを伝えてみてはいかがでしょう?そして可能なら、子供に選択肢を与えることも良いと思います。
例えば、「今日はもう出ないと間に合わないの。靴を履かないとお出かけできないよ?○○(子供の名前)が履く?お母さんが履かせようか?」
でも、癇癪を起こしている時には届かないので、落ち着いている時に伝えるようにしてください。
それでもダメな時には、「じゃ、お茶でも飲もう。」や「絵本読んでからお出かけしようか」などと、一度気持ちを切り替えるのも方法です。
焦るとなかなか様子を見て、落ち着いた対応ができないので、出来れば時間に余裕を見て早めに行動し始めるのがオススメです。
お子さんによって「良い対応」というのは違うと思いますので、それぞれのお子さんに合った方法を試してみてください。
私は、息子は自分自身で本当に納得しないと難しいと感じていたので、「靴履かない!」(だけどお散歩には行きたい)という時には「そっか。お外に出るなら靴が無いと痛かったり気持ち悪いけど…分かった。」とそのままお外に出てみました。
しばらく歩くと足裏が気になるようで「お母さん、抱っこ」と。
そんな時に抱っこしながら、ゆっくりお話してみました。
すると、自分なりに思うところがあったようで、以来「靴履かない」騒動は収束しました。
選択肢を与えてみて、ダメなら気分転換。それでダメなら時間を少し置いて、また選択肢を与えて。
お母さんは忍耐力が必要ですが、受け止め、試して。気持ちを尊重しながらお子さんに合った対応策が見つかるといいですね。
イヤイヤ期の2歳。靴を履いてくれない時の「悪い対応」とは?
これは、イヤイヤ期だけではなく子供への対応として。かもしれませんが、
親がその時々によってコロコロ対応を変えることではないでしょうか。
人前だから。や、疲れていたから。気分がいいから。
その時々で、子供の要求を飲んだり、飲まなかったりすることは混乱を招きます。
親の一貫性というのは、子供達にとって成長の中で大きな指針となるものなので、気をつけたいところです。
他にも、大変な時期ではありますが、頭ごなしに否定したり、「どうせ分からない」「どうせ出来ない」と説明もせずにコントロールするのも、あまり良くない対応だと思います。
どんなに癇癪を起こしても、怒っても、「どんな時でも受け止め、ここにお母さんは変わらず居てくれる」という安心感は、これから外の世界に向かっていく子供にとって大きな安心感に繋がると感じます。
まとめ
私がイヤイヤ期の息子との毎日にヘトヘトになっている時にかけてもらった言葉で救われたのが、「イヤイヤ期がやってきたなんて、あなたの子育てはすごく上手なんだね。」でした。
「ちゃんと甘えさせ、しっかり満たしてきた証拠」だと。
もちろんお母さん達にとっては大変な時期です。
そして、その表れ方も対応の方法もそれぞれ違って悩むことも多いですが、
お母さんも子供も、まずは深呼吸。気持ちを落ち着けて、話す。
それで変わってくることもあるのではないかな?と、そういう時期を過ごしてみて感じます。
今、悩んでおられる「子育て上手で愛情豊かな」お母さんの参考になれば嬉しいです。
はじめまして。
現在1人息子との日々に笑ったり泣いたり、迷いながらも楽しい育児真っ最中です。
特技は3歳から今も続けているピアノ。
音楽を通し、子供たちと関わる仕事をずっとしてきました。
たくさんの子供たちと仕事で接したり元々子供好きなこともあって、自分の育児には根拠のない自信があったのですが、現実はなかなかハードな毎日です。
「ママが笑ってたら、お家は明るい」を自分の中のテーマに、少しでも同じように悩むママや、一生懸命頑張っているママたちの役に立つ記事をお届けできたらと思っています。
ママの笑顔に繋がる小さなきっかけになれば嬉しいです。
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