子供は思い通りにいかない時や、気持ちや言葉を上手く伝えられずイライラして感情を抑え切れず友達を叩いてしまったり、噛んだり、物を投げてしまうようなことがあります。
まだまだ力加減も上手くできないし、子供のすることだから仕方がないと分かっていても、
「これってこの子の性格の問題?」
「もしかして私の愛情不足?」
「何か育て方に問題があった?」
など、あれこれ悩んでしまうお母さんも多いのではないでしょうか?
今回は、そんな悩みを持つお母さんに向けて、イヤイヤ期に叩いたり噛んだりしてしまうお子さんへの接し方や対処法などについてお伝えします。
イヤイヤ期、友達を叩いたり噛んだり、投げたりしてしまうのはどうして?
自分の子供が友達を叩いたり噛んでしまった時、お母さんはとても辛いものですよね。
もちろんされたお子さんやお母さんも辛いですが、してしまった方の子どものお母さんも辛いのです。
私の友人も一時期、子供が幼稚園でお友達を噛むということを何度か繰り返してしまい、その際に「愛情不足だから友達を噛むのではないか」と心無い言葉をかけられ落ち込んでいたことがありました。
もしかしたら、このページにたどり着いてくださった方の中には同じように悩まれている方も居るかもしれませんね。
でも、きっとそんな風に悩んで調べてここに来てくれた方に「愛情不足」なんてあり得ないと思います。
では、どうしてそのようなことをしてしまうのでしょうか?
友だちに対して、手が出てしまう場合は「邪魔しないで」「自分の世界を侵さないで」という場合が多いようです。
ただ遊んでいるだけに見えて、子供には子供なりの世界やテリトリーが存在しています。
遊んでいるおもちゃに手を出されたり、大切に作り上げた世界を潰されてしまったりすると、
「邪魔しないで!」と感情的になり手が出てしまうこともあるのです。
大人からすれば「やめて」って言えばいいじゃない。なんて思いますよね。
だけど、まだ言葉がなかなか追いつかず、自分の気持ちをどう表せば良いのか、
言葉は知っていても、自分の気持ちを表現するのに適切な言葉が分からない。
だけど、自分の気持ちを分かって欲しくて、その手段として手が出たり噛んでしまうといった乱暴な行動に出てしまうことがあるのです。
「叩くこと」「噛むこと」は「泣くこと」と同じ様な、本能的な感情の表現手段なのかもしれません。
ママ友から、保育園で自分の子供がママ友の子供を噛んだことを伝えられたらどうすればいい?
お母さんにとってはショックですよね。
まずはママ友とお友達に謝罪することは親としては必要だと私は思います。
直接聞いた場合は、もちろんその場で。
そうでなくても電話ででも早急に対応することは大切です。
子供は力加減もまだまだ難しいので、もしかするとアザになるような場合もあるので、
まずは相手の心の負担を少しでも軽くできるよう誠意を持って対応することが大切だと思います。(これからの付き合いのこともありますものね)
自分の子供がしてしまった事のお詫びと、友達の怪我の状況や精神的なショックなどを聞くこと。そして、もしまた何かあった場合はすぐに知らせて欲しいことは伝えましょう。
やってしまった方も辛いですが、お相手に対しては「子供のしたことだから」と軽く考えず誠意を持って謝罪することは必要だと感じます。
そして、噛んでしまった我が子に対しては、思わず感情的に叱りたくもなりますが、
まずは「どうして噛んでしまったのか」という気持ちを理解してあげることは大切です。
出来るだけ落ち着いて「どうしてそんなことしたの?」と理由を聞いてみましょう。
頭ごなしに怒るのではなく、冷静に気持ちにまずは寄り添い汲み取ってあげたいですね。
その上で、「そっか。嫌な気持ちだったんだね。だけど、噛むのは良くないよ。」といけないことはキチンと伝えましょう。
もしすぐに理解できなかったとしても、子供自身も頭ごなしに否定されるのではなく、気持ちをうけとめて、その上でいけないこと。をキチンと伝えていくことで、少しずつ気持ちを言葉で伝えられるようになっていくのではないでしょうか?
そして本当に伝えたい大切な話をする時には、感情的にはならず落ち着いて目線を合わせて話す。ということも大切です。
イヤイヤ期に友達を叩いたり噛んだり、投げたりしてしまうことの対処法は??
まずはどういった時に叩いたり噛んでしまうのか、傾向を把握することが大切です。
そして、出来るならそういう状況や環境から少し離してあげるのも一つの方法だと思います。
保育園や幼稚園での場合は、先生にも相談して少し気にかけてもらうようにお願いするのも良いと思います。
そして、やはり頭ごなしに叱りつけるのではなく、子供なりの理由や気持ちに寄り添ってあげること、そして手をあげるのではなく、自分で考え、自分を抑制し気持ちを言葉で伝えられるよう親子の間で伝えていきたいですね。
「叩くことはいけないこと」と「自分の気持ちを言葉で伝えることの大切さ」を教えましょう。
そして注意したいのは「誰が悪いのか」というジャッジをしないこと。
親の勝手でジャッジするのではなく、やはり子供の気持ちをまずは認めること。
誰が悪いかということにフォーカスするのではなく、どういう風に伝えればよかったのか。ということを一緒に考えたいですね。
これは、もう少し成長した時に「自分を抑制し、思いを言葉で伝える」上ですごく大切なことだと思います。
まとめ
こういった子供の行動に悩むお母さんも多いと思いますが、そういった乱暴な行動も成長の一つ。
その行動の1つ1つに、子供なりの理由があります。
そして、それらの行動は言葉、心の発達とともに自然とおさまっていきます。
そんな中で、悩み、迷いながらも、私たち母親は、まずは子供の気持ちを受け止め、寄り添い、そして大切なことを伝えることで、きっと子供たちは自分の思いを伝える手段は力や暴力ではなく、言葉であるということを学んでいくのだと思います。
どうか、今まさに悩まれているお母さんに、
決して、「愛情不足やお母さんの育て方が悪いわけではないこと」
そして「子供にも子供の理由があるということ」が伝われば嬉しいです。
はじめまして。
現在1人息子との日々に笑ったり泣いたり、迷いながらも楽しい育児真っ最中です。
特技は3歳から今も続けているピアノ。
音楽を通し、子供たちと関わる仕事をずっとしてきました。
たくさんの子供たちと仕事で接したり元々子供好きなこともあって、自分の育児には根拠のない自信があったのですが、現実はなかなかハードな毎日です。
「ママが笑ってたら、お家は明るい」を自分の中のテーマに、少しでも同じように悩むママや、一生懸命頑張っているママたちの役に立つ記事をお届けできたらと思っています。
ママの笑顔に繋がる小さなきっかけになれば嬉しいです。
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