赤ちゃんの食の問題は母親にとっても大きな悩みの一つ。
健やかに育って欲しいと願いつつ、たくさんの情報の中からどれが信頼できる情報なのかと試行錯誤しますよね。
うちの長男は生後4ヶ月で食物アレルギーの診断を受けました。
妊娠中にラーメン屋さんめぐりをするなど、食生活に無頓着だった私にとって長男の身体的問題は、近代社会に広がっている目には見えない問題に注目させられるきっかけとなりました。
離乳食と食物アレルギーの因果関係とは
はじめにはっきり宣言すると、私は離乳食を早く進めることに強い抵抗を感じています。
先日NHKのすくすく子育てで
「小さいうちからたくさんの食物に慣れさせた方が、食物アレルギーを防ぐことができる」
とおっしゃる方がいましたが、うちの息子は離乳食を食べる前から母乳を介して食物アレルギーを発症しました。
病院でアレルゲンの検査をしてもらい、私自身がアレルゲンを摂取しないよう、除去することで息子の症状(湿疹、顔の腫れ、ゼコゼコとした呼吸音)はみるみる良くなっていきました。
このサイト内でも以前に書きましたが、西原先生は「アレルギーは乳幼児期の食生活を見直すことで治る」とおっしゃっています。(ここで言うアレルギーは、食物アレルギーだけではなく、アレルギー性鼻炎や、アトピー、喘息なども含まれます)
1歳までに離乳食を完了するのは、早すぎると言うのです。
1歳前後のお子さんを持つ方ならわかると思いますが、そのくらいの年齢の子供の便には大抵食材がそのままごろっと出てきています。消化ができていないのです。
西原先生曰く、3歳未満の子供は本来、母乳やミルクが最も適した栄養源で、消化できない食材を口にすることで腸に大きな負担がかかっているのだそう。
実際栄養士の先生も「離乳食からはほとんど栄養を得ることはできず、食べることに慣れるために行なっている」と言います。
かと言って、離乳食をしなかったら食事が食べられなくなるというわけでもなく…。成長すれば食べるようになります。
私は偉い方々が行なっている研究や実験の詳細は知りませんが、アレルギーを持つ子供を間近で見て思うことは、
「赤ちゃんが未熟な早いうちから、いろいろなものを食べさせない方が良い」と言うことです。
食物を口にする前からアレルギーを発症した長男も、成長するにつれ食べられるものが増えてきました。それは体が作られ、丈夫になっていったからに他なりません。
何事も早ければいいというものではなく、適した時があるのです。
それは人それぞれ個人差もあり、その個人差も私たちが思うっているよりもずっと大きな差がでるケースもあるんだと思います。
長男のおかげで除去生活を余儀なくされた我が家は、必然的に「基本手作り」の自然食になっていきました。加工された調味料はほぼ使えず、さしすせその基本的な調味料のみ。しかも醤油も小麦を使わない醤油。
レトルトやルーはもちろん使えず、スーパーのお惣菜も食べられなくなりましたが、余計な添加物を摂取することも少なくなり、とても面倒くさくて身体にいい食生活を送っていました。
気になる保育園の離乳食の進め方は?
ながーく自分の考えを語らせていただきましたが、私の考えと保育園は全く正反対です。
離乳食、ガンガン進めます。
こっちが焦らしていると「お母さん、これとこれとこの食品、家で食べて見てくださいね!」と急かされます。
食べれる食材が増えてくると、頃合いを見て栄養士さんから「じゃあ、今週から中期に移行して見ましょうか」と打診されます。
基本的にペースは市で発行される母子手帳に基づいているみたいですが、心配事がある母親とは面談をして相談しながらゆっくりだったり早くだったりを調整しています。
うちの次男は現在1歳5ヶ月。園では後期食を出してもらっています(自宅ではまだミルクです)。
クラスの中で一番月齢が低いということもありますが、他のみんなは完了食でうちの子だけ後期食。
他の子が食べているものでまだあげていない食材もあり、本来家庭で試してから園で出すはずなのですが、先日2度続けて誤って食べさせてしまうことがありました。
保育園の先生から誤って食べさせてしまったことへの謝罪と、完了食に進めてもいいかとの確認の電話がありました。
(もう、そろそろ限界か~)
ずっと引き伸ばして離乳食が進まないようにしていたのですが、保育園側の事情もあるそうで、今日から完了食に移行することになりました。
「食物除去を希望するなら、病院で必要書類を記載してもらってきてください」
長男のように明らかに食物アレルギーの症状があればそれも簡単なのですが、次男は喘息はあるけれど食物アレルギーの症状は一度怪しいのがあったくらい。
病院に行ったところで「お母さん、気にしすぎですよ」と言われるのがオチです。
でもダメ元で行ってみるかなぁ…。
保育園での離乳食をあげる時間
3人の子供のうち、離乳食が始まる前に保育園に預けたのは3番目が初めて。
生後2ヶ月での入園でした。
保育園に行っている間はもちろん母乳はあげられないので、保育園にいる間はミルクを飲ませてもらっていました。量や時間は保育士さんから聞かれるので
「○時と○時に、〇〇ml飲ませてください。」と、伝えるのですが、何せ初めての混合育児。
量やタイミングも私自身がわからず、息子はぶくぶく太っていきましたとさ。
6ヶ月を過ぎた頃に、先生から「そろそろ離乳食を始めますので、一度面談をしましょう」と言われ、離乳食の進め方や作り方などを指導してもらい、1回食から始めていきましょうと言われます。
時間はこんな感じ
この画像は二回食の時のノートです。
一回食の頃のノートがまるまるその月だけ捨ててしまっていて、確かな情報がわからないのですが、一回食の時間はみんなでお昼ご飯を食べるタイミング(11:30頃)に離乳食プラスミルクを出してもらっていたと思います。
どのくらいの量を食べたのかも記載してくれますし(全と書いてあるのが全部食べたということ)、お迎えのタイミングで様子も教えてもらえるので安心です。
心配事があればその都度相談もできます。
アバウトな性格なので、私は上二人は離乳食をやったりやらなかったりでしたが、保育園は毎日決まった時間にきっちり食べさせてくれるので、次男が一番しっかりと離乳食を進めてもらえたと思います。
保育園に乳児を預けていて私が悩んだこと
離乳食、しっかり保育園でしてくれるのはとてもありがたいことなのですが、保育園の習慣に合わせてお休みの日や夜も離乳食や新しい食材を食べさせなくてはいけない…。
っていうのが私は一番苦しいところでした。
何せ上の二人は手抜きというか、気分で離乳食食べさせてましたから。慣れてないんです。
昼間仕事をしていて、お迎えの後に食材の買い出しや、洗濯、お風呂を沸かしたり家族4人分の夕食を作る。
それだけでもいっぱいなのに、さらにプラス「離乳食作り」があるわけです。
三回食が始まると毎回夕食を離乳食で準備…。できてなかったです。
保育園の先生にも相談したり、栄養士さんからも作りやすいレシピをいただいたりしたのですが、いただいたアドバイスは「市販のものでいいんですよ」という言葉。
それは母親としては救われる一言なのですが、市販の離乳食も原材料を見るといろいろなものが入っています。本当に困った時には使っていましたが、毎食食べるほどは手を出せませんでした。
「まとめて大量に作って冷凍保存」はチンするだけでとても簡単でしたが、後に最初の方で書いた「離乳食を早く食べさせることで腸に負担がかかり様々なアレルギー発症の原因となる」という情報を得、大変な思いして作ってアレルギーになるなんて‼︎
・・・と、少しでもリスクの低い選択をしてあげたいと思い、自宅では主にミルクから栄養をとり、消化の良さそうなものだけ夕食から取り分ける形にしました。
季節的なものも関係していると思いますが、病院にかかる回数もぐっと減りました。
今後長い目で様子を見ていかないと私の選択が正しかったかどうかは分かりませんが、喘息やアトピー、鼻炎などその苦しさ、不調を軽減してあげたいという気持ちは常にあります。
まとめ
赤ちゃんの離乳食に関して、またアレルギーに関してもいろいろな情報が飛び交っています。
どの情報を信じ選ぶかは母親にかかっていますが、「周囲がこうだから…」とか、「市や保育園がこう言っているから」という簡単な理由に流されるのではなく、「子供にとって何が一番大切か」という基準で選択してほしいなと思います。
子供にとっていい選択は、回り回って母親にとっても必ず良い選択だと私は思います。
はじめまして、このサイトの管理人pikariです。
中国人の旦那を持つ日本人妻であり、二人の男の子と一人の女の子を育てるワーママです。
子供ができてからずっと「育児も仕事もバランスよくできる職場」を模索し続け、たどり着いた今が2種類の自営業を掛け持ちしつつ旦那の事業を手伝いつつ育児をするという、超アンバランスで不自由なような自由な生活。笑
理想の生活にはまだたどり着けていませんが、育児も仕事も、日々反省しながら一歩一歩、少しづつ前進している毎日です。
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