私の場合は、留学ではなく長期出張でしたが、持ち物はやはり短期の旅とは相当違いました。いざ、滞在してみると、持ってくればよかったもの、必要なかったものがたくさんでてきました。
留学も半年ともなると、もはや「旅」ではなく「日常」。旅の持ち物にはない、生活上の必需品があります。
今回は、私の最近の北京・上海滞在経験から、中国生活に欠かせない、でも忘れがちな持ち物を厳選してご紹介します。ほとんど、私が持っていかなかった物たちです(笑)。
私の失敗談としてお読みいただけると幸いです。北京・上海のような大都市でも、現地調達しにくいものはありました。
中国留学に、絶対必要な持ち物
A.留学生活で毎日使うもの
海外生活での不可欠なアイテムとしてよく紹介されているのが、パスポート・航空券・海外保険・クレジットカードや現金・国際免許証・留学手続き書類・外国人体格検査表などです。
この手のリストはネット上にたくさんありますので、今回は、毎日使う利用頻度の高い、中国ならではの持ち物を、ピックアップしてみました。
①銀聯カード
中国の大都市から郊外まで、2000万店で使えるデビットカード。大学生への発行もOK。国内で、日本の銀行との提携カードが作れます(日本の銀行との提携カードだとクレジット払いになります)。セキュリティも安心です。
ショッピング専用ですので、急にキャッシングが必要になった時用に、日本のクレジットカードとの併用が基本です。
②高機能マスク
次第に改善されつつありますが、中国都市部の大気汚染は、特に冬場を中心としてまだまだ深刻です。北京の外気には慣れているはずの、現地赴任の同僚たちも、外出するときには、毎日大きな日本製マスクで完全防備でした。
③日本のデジタルグッズ・文房具
現地では、品質のよくない文房具しか手に入らないことも多いです。日本で使い慣れたペン、書き慣れたノートなど、快適に学習を進められる文房具を持ち込みましょう。
特に消耗品は多めに用意です。私の場合は「無印良品」が頼りでしたが、遠くて困った!
B.スマホを日本並みに使いたい
スマホ環境をどうするかは、イマドキの快適な留学生活に欠かせません。
私のようにLINEが使えなくて、日本に帰国するときに、LINEの未読が膨大な数にならないように(笑)
④フリーSIMのスマホ
日本でも最近増えてきた、フリーSIMのスマホに切り替えて持参すれば、現地でSIMカードを買ってそのまま使えます。不在時の基本料金もかかりません。思い切りが必要ですが、トータルに考えると、コスパが一番です。
私のように、WiFIルーターをレンタルして、日本で使っているスマホをそのまま使う方法もありますが、半年ともなると結構高コストです(不在時のスマホの基本料金もかかります)。
⑤海外VPNサービス
中国ではLINEだけでなく、Facebook・Twitter・Youtubeも使えません。VPNサービスは、旅行者が海外でも現地の規制を受けずにアプリが使えるようにするサービス。中国国内のVPN規制は厳しさを増していますので、出発前に日本で加入しておきましょう。
⑥バックアップツール
現地でスマホをなくしたり、落としてこわしたりしたらとても困ります。盗難のリスクもないとはいえません。本当はスマホは2台持参したいところです。少なくとも、バックアップは徹底しましょう。バックアップを毎日の習慣に!情報への保険は、十分にかけておきましょう。
C.ヘルスケアの安心アイテム
中国では、慣れないヒト・モノ・コトに囲まれる毎日。健康あっての留学生活です。
必要なのは3つのケア対策。持ち物はいつもの化粧品や処方薬・常備薬だけではありません。
⑦アイケア
コンタクトレンズやメガネはスペアを用意したいものです。現地で再調達しようとすると、時間がかかる場合があります。また日本のように、目がスーッとする目薬や、コンタクト装着時の目薬は種類や数が限られるようです。使い慣れているものを多めに持参すると安心です。
⑧オーラルケア
私の経験上、日本ほど歯ブラシや歯磨きの種類が豊富に揃っている国は珍しいと思います。オーラルケアの仕方が変わったり、不十分だったりして、口の中が不健康になると勉強もままならなくなりますよね。こちらも多めにご用意を。
⑨スキンケア
忘れがちなのが、外出時のお肌の乾燥対策や汚れ対策です。私の北京での経験でも、男性用のフェイシャルペーパーが手に入らなくて困ったことがありました(意外なものがないのです!)。
中国留学に、必要ない持ち物
特集記事でよくリストアップされるものの、実際の中国での生活では、私があまり使わなかったものについては、以下をご覧ください。持ち物にはメリハリをつけて、減らすものは減らすためのご参考として(ここは簡単に)。
A.衣類を減らす:カジュアルや下着類は最小限に
中国の都市部には、日本のカジュアルブランドや百貨店があります。そごうもユニクロもあります。日常着る服や下着類について、あまりナイーブになる必要はないでしょう。
B.食材を減らす:和食材は現地調達で
中国にはご飯類や麺類がありますので、私の経験では、滞在中に和食に目の色を変えることはありませんでした。都市部には牛丼も、日本のカレーライスも、回転寿司もあります。
C.暮らしを減らす:意外と使わない日用品アイテム
中国のコンセントは日本と同じ形です。また、学校やマンションでは十分なコンセントが用意されていることが多く、追加の電源タップも必要を感じませんでした。
中国留学に、あると便利な持ち物
A.出会いをフォーマルで
①フォーマルウェア
半年間の滞在の中で、人との新しい出会いも多いと思います。留学とは、人と出会うことでもあり、それが留学の最大の財産だとも思います。ファーマルな一着を持参しておけば、中国の人たちにも好感度大でしょう。スーツやブレザーで十分です。
②一眼レフカメラ
大事な思い出をきれいに残すだけではありません。中国ではカメラの趣味は、書道や華道、茶道などと同じ高尚な「道」なのです。
高機能なカメラを持っていると周囲から尊敬される可能性大です。
B.嬉しいギフト
③日本のスイーツ
日本のお菓子は、中国の人たちも大好物。喜ばれること間違いありません。
私が実際に中国人女性から聞いた話しですが、「白い恋人たち」はもう古い!日本で一番売れている、一番新しいスイーツがいい!とのこと(新しいもの大好きですから)。
④日本の文房具
意外と文房具の種類が少ない中国の文具店。マスキングテープなど、デザインが細やかで種類が多い日本製の文房具は、中国女性に大人気。
C.日本人コミュニティ対策
⑤日本の雑誌(最新号)
現地の日本人コミュニティは、緊急時に何かと頼りになる存在です。連絡しておきましょう。お土産は、雑誌などの最新情報が喜ばれます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。
長らく広告会社に勤めてきて、今はフリーの男性です。
会社時代は、中国に出張することが多く、東南アジアにもよく出張していました。
市場調査の仕事だったので、生活習慣や、意識について関心を持つ傾向があります。
趣味はカメラと旅行。よろしくお願いします。
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