子供が小さいうちの食に対する悩みは、多くのお母さんが経験するものです。
特に保育園へ通い始めた頃には、環境の変化やストレスから、食べなくなることは当たり前といってもいいくらいよくあることです。
私の3人の子供達は長男1歳0ヶ月、長女11ヶ月、長男2ヶ月と、わりと小さいうちからの入園だったので、人見知りも少なく、保育園に慣れるのも早かったのですが。。。
こればっかりは子供の個性があり、食べない理由もその子それぞれにいろいろあるので考えられる理由と、年齢別の子供の食事のあり方、経験談を書いていこうと思います。
case1.保育園に慣れずストレスから食が細くなっている
大人でもありませんか?
例えばあまり仲の良くないお姑さんの家でご飯をご馳走になる時とか。
緊張して胃が小さくなり、箸が進まない。ましてや普段食べないようなもの(苦手なもの)が出されたら余計に食べられませんよね。
私もよく、旦那の実家へ行くと心配されるんです。笑
そしてその心配が余計にプレッシャーになって「食べろ」と言われるとますます食べれなくなるという…。
家庭しか知らなかった子供が、知らない人の中に一人置いていかれ…。それだけでもものすごいストレスです。うちの子みたいにいつもと変わらずムシャムシャ食べてる方がちょっと変わってると思います。
お子さんは家ではしっかり食べていますか?
保育園に預ける時の様子や、お迎えに行った時の様子はどうですか?
保育園の先生に懐いていますか?
保育園に慣れるには時間が必要ですし、どのくらいの時間が必要かは子供の性格や年齢によって違います。
園では通常2週間の「慣らし保育」期間がありますが、それで十分な子もいれば、慣らしが終わってもまだ慣れない子供もいます。
また、慣れたと思っていてもふとしたきっかけで「行きたくない~」ってなる事もあります。
大切なのは、「食べなさい」とか「慣れなさい」とかではなく、「頑張ってるね~」って、その子のありのままを受け入れてあげることだと思います。
case 2. 家庭と保育園との食事が違いすぎる
例えば家ではミルクや母乳しか飲んでいないのに、保育園で普通食を出されたら戸惑ってしまいますよね。
0歳から2歳ごろまでは、食事の形状や習慣にばらつきがあるので、保育園との密なコミュニケーションが必要です。
特に離乳食を進める場合、家ではどんなものを食べて、どれくらい離乳食を進めているかを伝えることと、園ではどうしているのか知ることが大切です。
保育園によっては管理栄養士さんが在中しているところもあり、食に関するプロなので、相談するのもいいと思います。
食事(離乳食)の準備は大変ですし、園とペースを合わせるのもなかなか大変なのですが…。この件に関しては私も散々悩みました。
必ずしもうまくいくとは限りませんが、自分の悩んでいることや思っていることを正直に保育園に話すことで、園の先生もある程度調整をしてくれたり、アドバイスをくれたりしました。
ただ保育園側の都合もあるので、なかなか難しいですね。
子供が食べやすい食事を提供してもらえるよう、また家庭の食生活も保育園と近づけるようよく調整することが大切です。
case 3. 保育園と家庭の生活リズムの違いと個性に合わせたリズム調整
保育園の生活リズムはたいてい子供の年齢に合わせたリズムになっていますが、子供によって食べられる量、体力量は全然違うのでその辺も調整が必要です。
子供の身体が混乱しないよう、保育園の生活リズムに家庭でもなるべく合わせることは子供の身体的な負担を軽減します。とはいえ調理係がいる保育園とは違い、家庭では全て母親一人でやるのですから、多少時間がずれるのは仕方のないことです。
お昼やおやつを食べる時間、お昼寝する時間などをちょっと意識するだけでいいです。
大人もそうだと思いますが、いつも決まった時間にお腹が空き、決まった時間に眠くなります。そしてその習慣は普段の習慣がどうだったかにものすごく影響されています。
子供もそうです。
毎日同じ時間にご飯を食べればその時間にお腹が空きますし、同じ時間に眠っていればその時間に眠くなります。
ただそこで問題になってくるのが、食べる量や体力量などが年齢とともに変化したり子供によっても個人差があるということです。
その辺の個人差は、家庭にいる時の子供の様子や特徴を伝えることや、園での様子を聞くことで食事量の調整を相談するといいかもしれません。
安心が一番
私の姪っ子は離乳食期から野菜はあまり食べず、菓子パンやお菓子など、栄養の少ない食べ物ばかりを好んで食べていました。
かといって身体が小さいわけでもなく、むしろ周りの同学年の子よりも大きい方で、栄養が足りていないようには見えません。
小学校6年生になった今も偏食が強くて食事を作るのに困ります。
そんな姪っ子が、本当にほとんど食べ物を口にしない時期がありました。それは、姉が離婚したすぐ後1年ほど続きました。
それまで食に対してあまり気を使っていなかった姉もさすがに心配していましたが、
「食べなさい」
と言うと、余計に食べれなくなってしまうのです。
私も心配し「好きなもの食べていいよ」と、姪っ子を街に連れ出しました。
「あ!あそこのパフェ食べたい‼︎ 前にママと行ったことがあるの」
と、はしゃいで注文するのですが、2、3口食べたところで、スプーンが止まり、誤魔化しながら関係ない話をする。
週末は姉の別れた旦那さんの家に行き、ご飯を食べていた姪っ子。
厳しかったので食べれなくても「食べろ」と言われ、無理やり食べていて、食べることが「楽しみ」ではなく「義務」になっていたように見えました。
食べ物を残すことにものすごく罪悪感を感じているのです。
ただでさえ家庭環境が変わり不安定で、この先への不安や母親からの愛情や関心を求めていたと思います。
食べ物は人を幸せにします。
でもその反面、食べられないものを無理やり食べさせられるのは苦痛以外の何物でもありません。(私も旦那の実家で食べる食事は苦痛でした)
赤ちゃんや子供も同じで、食べる喜びをたくさん知っている子は、いっぱい食べます。
そして食べ物によって心も身体も元気になります。
心が元気じゃないと、食欲もなくなります。
食べないことで余計に心も身体も弱ってきます。
「ダメ」とか、「食べなさい」とかではなく、
「それでいいんだよ」と、安心させてあげてください。
安心すると、お腹が空きます。
そんなもんです。
まとめ
保育園の給食を食べない子供の色々なケースを想像して書かせていただきましたが、結局は
「安心」
の一言に尽きるのではないかなと、自身の経験からも思います。
美味しい料理を作ってないから。。とか、そんなことないんですよ。
安心があるとお腹が空くし、
お腹が空いてれば納豆ご飯でも。塩おむすびでも。
幸せ感じられますからね。笑
はじめまして、このサイトの管理人pikariです。
中国人の旦那を持つ日本人妻であり、二人の男の子と一人の女の子を育てるワーママです。
子供ができてからずっと「育児も仕事もバランスよくできる職場」を模索し続け、たどり着いた今が2種類の自営業を掛け持ちしつつ旦那の事業を手伝いつつ育児をするという、超アンバランスで不自由なような自由な生活。笑
理想の生活にはまだたどり着けていませんが、育児も仕事も、日々反省しながら一歩一歩、少しづつ前進している毎日です。
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