現在中国滞在6日目。
ネットが思うように使えず不便な生活を送っております。
それも、中国のネット規制を承知していながらちゃんと準備して中国に来なかった自分のせい。。。本当にまったく使い物にならないのでとんだ大失敗でしたが、今回学んだこともたくさんあるので良かったと思うようにします。笑
中国に居ても快適にネットを楽しみたいのであれば多少のお金と準備が必要です。
インターネット規制でつながらない!滞在前に知っておきたい中国のネット事情と規制を回避する方法【2018年】参照。
使えなくてもっとも痛いのはなんといってもgoogle。
そのサービスが幅広いだけに、中国にきてページが開けなくて「あ、これもgoogleだったか!」なんてことがよくあります。
本当、なんであんなに便利なツールを中国は排除するのでしょうか…。
その理由も含め、中国とgoogleに焦点をあてて記事を書いていきます。
中国ではgoogleの提供するサービス全てが使えない。その規制の理由とは
Googleは 当初、
中国当局からの検閲を受けたバージョンであったとしても、中国のユーザーの幸せ度の大きさを優先して検閲版のスタートに踏み切った。
ところが、
Googleへの検閲に留まらず、中国の人権活動家などGmailユーザーのメールアカウントへの侵入などの行為が発覚したため、個人情報の保護というGoogleの安全性の維持が困難になってしまった。
これに対抗すべく Google社は、
検閲版から、無検閲版への移行を表明し、無検閲版のリリースを前提に中国当局との交渉を行ったが、不調に終わった。
ユーザーの安全性を保てず、
しかも 言論の自由さえも制限される環境を避ける形で、香港へ拠点を移しながら中国語版の運営を始めた。
というのが、どうやら真相のようです。
貼り付け元 <https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1184665676>
当初は中国でもgoogleの使用ができたのですね。
中国側は「監視」を条件にgoogleの中国進出を許可したようですが、この文章を読むとどうやら「監視」のみにとどまらず、個人のアカウントに侵入したり、情報を操作するようになりgoogle側が個人情報を保護するために「監視」が出来ないバージョンに変え、それを中国は受け入れなかった。。。
と、こうゆうことでしょうか。
google側のポリシーと中国側のモラルが一致しなかったという事ですかね。
この件に関して、中国人はどのように認識しているのか、気になったので中国人の旦那さんにも聞いてみました。
私「どうして中国ではgoogleが使えないの?」
旦「知らない」
私「ニュースにはならなかったの?」
旦「確か、googleがスパイをしてたらしい、検索とか情報色々見れるから」
私「・・・ふーん・・・」
本当のことを言うとケンカになるのであえて否定はしませんでした。
情報操作されている中国国内から出て15年以上が経過していて、中国国内よりもいろいろな情報を得ることができる旦那さんでも、ちょっと考えればおかしいと気づくと思うような中国政府のデマを信じきっているのだから、マインドコントロールとは恐ろしいものだなと思います。
中国国内にいても規制のかからないvpnを使用してもgooglemapがずれる
インターネット規制でつながらない!滞在前に知っておきたい中国のネット事情と規制を回避する方法【2018年】の記事にも書きましたが、中国のインターネット回線を使わず、規制のかからないvpnを利用して中国国内にいてもgoogleのサービスを利用することは可能です。
しかしたとえgoogleにつなぐことができても、mapを開いたときに現在地のずれが生じてしまうのですが、その原因は中国の地図で使われている経緯度とGPSの経緯度が微妙にズレているからなのだそう。
この現象が起こるのは中国に限った事ではなく、日本においても昔はGPSによるmapがズレるという現象はあったそうです。
なので将来的には中国においてもこのズレが生じる問題が解消される可能性は大いにあります。
ちなみに、iphoneにもともと入っている地図アプリでは正確な位置が表示されました。
中国ではgoogleprayも使用できない!アプリをインストールする方法は?
googleのサービス全てが使用できないので、もちろんgoogleplayも使えません。
googleplayが使えないとアプリのダウンロードが出来なくなってしまうのですが、中国に居てもアプリをダウンロードする方法はないのでしょうか?
また、中国人はどんな方法を使っているのでしょうか。調べてみました。
方法1.App Store
端末がiphoneなどのアップル系列のものであれば、アップルストアからアプリをダウンロードすることが可能です。
ちなみに私が日本でわざわざ新規契約して持参したタブレットは思いっきりgoogle系統で、中に標準装備されているアプリもほとんどがgoogle、ブラウザもクロム(by google)が入っているのでネット検索が全くできず、日本にいたときにダウンロードしておいたアプリ以外はほぼ使い物にならないし、中国にきてから新たにアプリを入れようとしても検索すらできない状況なのでつかえませんでした。
持っているスマホやタブレット、PCに入っているブラウザがクロムのみの方は日本に居る間にマイクロソフトエッジかサファリ等、他のブラウザをダウンロードしておくことをおすすめします。
また使いそうなアプリはなるたけ日本でダウンロードをしておいて中国ではストアを使わずにすむよう備えておくことも大切です。
方法2.安卓市场
中国では主にアプリのダウンロードをどこからしているのか旦那さんに聞いてみました。
このアプリが中国で使われているメジャーなストアだそうです。
方法3.Amazonが運営するAndroidアプリストア
ここは中国国内からでもアクセスが可能だったのと、Amazonという世界的にも大きな会社が運営しているサイトなので、信頼もでき、安全にストアを利用できると思われます。
言語はスペイン語と英語のみ切り替え可能です。
不安な部分は翻訳して調べつつ、アプリをインストールすることが可能ですが、、、
やはりなるべく必要なアプリは日本で揃えて行くのが良さそうですね。
googleの代わりに使えるネットサービス
様々なサービスを提供してくれているGoogle。
普段当たり前のように利用していましたが、いざ使えなくなると検索エンジンを始め本当に多くのところでお世話になっているのだなと、実感します。
ここではそんな様々なgoogleが提供しているサービスの代わりになるようなサイトをご紹介します。
検索エンジン
Bing

Microsoft社が発表した検索サービスで、google、yahooと肩を並べる検索エンジン。Microsoftが提供しているサービスはどれも中国国内でも使用できるので、検索エンジンのみならず、この後にも紹介する様々なサービスも代わりとして使いやすそうという印象です。
百度(バイドゥ)
中国オリジナル検索サイト。中国人は主にこのサイトを利用している人が多いです。
@nifty

検索窓のすぐ下にyoutubeや楽天市場、facebook、Amazonへのリンクボタンがあり、日本にいたら使い勝手が良いのだろうな〜という印象のデザインなのですが。。。
中国ではyoutubeもfacebookも使えないので、中国で積極的に使おうとは思わないという印象を受けます。
vpnを使って(vpnや海外レンタルwifiについての記事はこちらインターネット規制でつながらない!滞在前に知っておきたい中国のネット事情と規制を回避する方法【2018年】)日本とあまり変わらないネット環境化での利用であれば、使いやすいサイトだと思います。
Goo

NTTグループが運営するポータルサイト。メールサービスを始めニュースや路線検索、天気や地図など、便利なツールは一通り揃っています。
Infoseek

楽天が運営するポータルサイト。楽天会員に登録するとより便利なサービスを受けられます。
ちなみに、中国滞在中にこのサイトを開き、検索をしようとしたら「楽天会員への登録が必要です」というページが表示されました。
会員であるかどうかで利用制限があるのかもしれません。
yahoo

今までずっと、中国滞在中はyahooのお世話になっていました。
提供しているサービスの幅が広いので使い勝手はいいのですが、やはり中国からのアクセスだと度々「bingを経由して検索をし直してください」という表示が出てしまい、使いずらさは感じました。
map
百度地図
中国人が主に使っている地図です。百度の検索エンジンもそうですが、かなりgoogleを意識しているようで、デザイン、機能等googlemapそのものです。
iphoneに最初から入っているマップアプリ
googlemapについての項でも書きましたが、iphoneに標準装備されているマップアプリはズレもなく、使えます。
日本では主にgmailを利用していたので、中国ではメールのやり取りですらままならず本当に不便。
中国滞在中、今まで私は主にyahooのメールサービスを利用していたのですが、gooや、@niftyもメールサービスを行っています。
けれど、中国で一番利用しやすいメールサービスはMicrosoft社が提供しているOutlook(msn)ではないかと思います。
Microsoft社と中国は上手くいっているようで、Microsoft社のbingで検索をすると一番スムーズにストレス少なくインターネットが使えます。
googleアナリティクス
ブログを書いているとアナリティクスにはとってもお世話になることが多いのですが、アナリティクスと同様のサービスを行っているものはないか探して見たところ、一つしか見つかりませんでした。
Adobeanalytics
かの有名なAdobeが提供しているサービスです。有料です。
Adobeですので、ユーザビリティ(使いやすさ)に関しては信頼できるのではないかと。
googleトレンド
同じくブログを書く際にキーワードを選定するヒントになるgoogleトレンド。
使えないので代わりになるサイトを調べてみました
Cotoha.comトピックス

急上昇ワードと検索窓がトップページにあるシンプルなデザインで、使い勝手も良さそうで私は好きです、が、googleさんの方が慣れもあって使いやすい印象です。ずっと使っていたら違うのかな…。
はてな注目キーワード

今日注目のキーワードがリストアップされていて、それに関する情報や画像も載っているのでリアルタイムなトレンドキーワードを探している人には最適なサイトです。
トレンドキーワード抽出ツール
個人の方が作成しているサイトなのですが、これがまたとても面白い。
このサイトを詳しく見ていくとそれだけで勉強になります。
トップページにある検索窓にキーワードを入れると、そのキーワードでのgoogleトレンドでの検索数の推移も見ることができますし、キーワード選定につまづいている人にとってはさらに新たな視点を与えてくれるかもしれないサイトです。
googledriveの代わりに使用できるネットサービスは?
お仕事にgoogledriveを使用している方も多いと思います。様々な機能を併せ持っているgoogledriveが使えなくなってしまうのは仕事をするうえでとても痛いです。
中国でも使えるgoogledriveと同じような機能をもつツールはないか探してみましたが、ここでもやはりMicrosoft社は強力だと感じます。
msnのoutlook、onedrive
メール、カレンダー、連絡先、写真、word,Exelデータの共有など、googledriveで利用できる機能はほぼ揃っているのでgoogledriveの代わりとして使用するには最適なツールではないかと思われます。
ただ、デザインや配置、操作の仕方などは異なってしまうので、先に使い勝手を試してならしておくと中国へ行ってからのストレスを最小限に抑えられるかもしれません。
vpnを使う
これまでご紹介してきた方法は、中国にいても日本と変わらぬサービスを利用するにはどうしたら?という視点で書いてきました。
つまり、中国にいても利用できる日本のネットサービスを主にご紹介してきました。
ここで紹介したもの以外にも、中国独自で開発し、利用されている様々なサービスがありますが、個人のプライバシーに関する常識が日本と中国とでは大分異なるようなので、情報漏れや情報操作といったリスクを思うと日本で普通に利用していたサービスに近いものや、vpnを利用して安全な環境でインターネットを楽しむ方がリスクが少ないように思われます。
実際に中国の回線をつかってインターネットをしてみると、開くことのできないページが多かったり、スピードが遅く効率が悪かったり、日本にいるときのネット環境を思うと不便さを感じずにはいられません。
特に連絡をとる手段が限られてしまうというのはとても不便です。
地元の回線を使えば出費は防げるのですが、仕事でインターネットをよく使うのであれば、また中国に居ても安心安全な環境でネットを楽しみたいのなら、信頼できるvpnを申し込んで中国へ行くか、もしくは短期であるなら海外wifiをレンタルしていくのが一番良い方法です。
(vpnや海外レンタルwifiについての記事はこちらインターネット規制でつながらない!滞在前に知っておきたい中国のネット事情と規制を回避する方法【2018年】)
まとめ
googleが使えなくなって、普段いかにgoogleの提供するサービスに助けられているのかに気づきます。
とても便利なツールをたくさん無料で提供してくれるgoogleさんに感謝です。
はじめまして、このサイトの管理人pikariです。
中国人の旦那を持つ日本人妻であり、二人の男の子と一人の女の子を育てるワーママです。
子供ができてからずっと「育児も仕事もバランスよくできる職場」を模索し続け、たどり着いた今が2種類の自営業を掛け持ちしつつ旦那の事業を手伝いつつ育児をするという、超アンバランスで不自由なような自由な生活。笑
理想の生活にはまだたどり着けていませんが、育児も仕事も、日々反省しながら一歩一歩、少しづつ前進している毎日です。
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